Midnight始動──金融主権・プライバシー・配布型通貨の未来図とGlacier Drop完全解説・付録 FAQs
序章|One Minute to Midnight──世界は“その1分前”にいる

2025年4月、パリ・ブロックチェーンウィークの舞台にて、Cardano創設者チャールズ・ホスキンソン氏とTether共同創設者ブロック・ピアース氏が暖炉を囲んで対談するという、歴史的なセッションが行われました。そのセッションは「One Minute to Midnight(真夜中の1分前)」と名づけられ、まさに今、我々が文明の転換点に立っているという、強烈なメッセージを世界に発信しました。
この対談は、単なるブロックチェーン業界の展望を語る場ではありませんでした。むしろ、「法が揺らぎ、国家の信用が後退する時代において、ブロックチェーンがどのように金融の中立インフラとなり得るのか」という、社会的・哲学的問いに対する実践的な答えが示された場だったのです。
ホスキンソン氏は、グローバルな地政学的緊張の高まりを背景に、「法や契約に代わる新たな社会インフラ」としてのブロックチェーンの意義を強調しました。一方のピアース氏は、「アメリカが公式にビットコインを準備資産として保有し始めた」という歴史的出来事を紹介し、これが金融秩序の劇的な変化の始まりであると語りました。
この“真夜中の1分前”という時間は、単なる比喩ではありません。それは、技術と制度が交差し、過去の金融システムが機能不全を起こしつつある中で、新たな構造へとシフトする直前の緊張状態を意味しています。分散化、プライバシー、金融主権、そして自己主権型ID(DID)など、多くの要素が同時多発的に動き出している今、私たちはまさに次のフェーズへの扉の前に立っているのです。
そして2025年6月23日──Midnightのホワイトペーパーが公開され、「Glacier Drop」と名付けられたNIGHTトークン配布の詳細が発表されました。Cardanoエコシステムの中でも最大級のスケールと意義を持つこのプロジェクトは、単なるレイヤーではなく、未来の分散型社会のOSとしての設計を有しています。
本記事では、このMidnightというプロジェクトがどのような構造を持ち、何を目指しているのか。そして、NIGHTトークンの配布を通じて、どのような形で私たちがこの新しい金融文明に関与できるのかを、詳しくかつわかりやすく解説してまいります。
次章からは、Midnightの基本構造や思想背景、技術的特徴、トークノミクス設計、Glacier Dropの詳細と受け取り方、さらには日本市場への影響と今後のロードマップまでを、段階的にご紹介してまいります。
世界は“その1分前”にいます。そして私たちは、まさにその針が動き出す瞬間を目撃しようとしているのです。
第1章|Midnightとは何か?──分散型社会を動かす「新たなOS」
Midnightは、Cardanoエコシステムから誕生した、全く新しいタイプのブロックチェーンレイヤーです。その目的は、単なるスマートコントラクトプラットフォームや拡張チェーンの提供ではなく、プライバシー・規制遵守・協調性という要素を統合した「分散型社会のOS(オペレーティング・システム)」を構築することにあります。
ホスキンソン氏はこのMidnightを、「誰もが自分の銀行となり、自らのアイデンティティをコントロールできる世界」の中核として位置づけています。これは、単なる暗号資産インフラではなく、DID(分散型ID)、ZK(ゼロ知識証明)、DAO、RealFi、さらには法定通貨との接続までを包含したフルスタックの分散型金融基盤なのです。
NIGHT×DUSTの二重構造が生む経済的持続性
Midnightのトークン設計は、他のブロックチェーンと大きく異なります。NIGHTトークンは、他の多くのチェーンで見られるように「手数料支払いに消費されるガス代」としての性質を持ちません。代わりに、NIGHTは“DUST”というネットワークリソースを生成する資産として機能します。
DUSTはMidnightネットワークにおける「燃料」であり、すべてのトランザクションはこのDUSTによって実行されます。そしてNIGHTを保有しているだけで、時間とともに自動的にDUSTが生成されていきます。これはまるで、NIGHTが再生可能エネルギーの発電所のように振る舞う仕組みです。
この構造によって、ユーザーはNIGHTを保有している限り、持続的かつ予測可能な形でネットワークを利用できるようになっています。DUSTは非譲渡・シールド型であり、ネットワークの混雑状況に応じて使用量が調整されることで、スパム攻撃や過剰取引の抑制にも寄与しています。
プログラマブル・プライバシーの時代へ
Midnightの真の革新性は、プログラマブル・プライバシーにあります。これにより、開発者は「開示の程度を制御可能なDApp」を自由に構築できます。これは従来の完全公開型レジャーでも、完全匿名型暗号資産でも実現できなかった領域です。
たとえば、あるDAOでは「投票の内容だけは匿名」「投票者のDIDは開示」「運営者のみ閲覧可」といったルールをスマートコントラクト内で実装可能になります。また、医療・不動産・金融などのプライベートとパブリックが交錯する領域においても、法令遵守と利用者のプライバシー保護を両立できる仕組みを提供します。
この思想は、ZcashやMoneroのような「完全匿名型」でもなく、Ethereumのような「完全公開型」でもない、“制御可能な開示”という第3のモデルを切り開くものです。
チェーン抽象化(Chain Abstraction)と相互運用性
Midnightは「自分のチェーンに引き込む」ことを目的としません。むしろ、Ethereum、Cardano、Solana、Bitcoinなどの既存チェーンと並列して機能し、利用者が自分の保有するネイティブトークンで手数料を支払いながら同じDAppを利用できるように設計されています。
このチェーン抽象化という発想により、Midnightは「どこにいても、誰にでも届く」レイヤーとして機能します。言い換えれば、Midnightは「他のチェーンの上に立つのではなく、横に並んで支える共通レイヤー」を目指しているのです。
「誰もが構築者になれる」エコシステム設計
Midnightは開発言語としてTypeScriptを採用しており、開発者にとって親しみやすく、迅速にDApp開発が可能な環境が整えられています。これにより、大企業から学生、個人のビルダーまで、誰もがプライベートDAppを構築できる門戸が開かれています。
さらに、MidnightはAVS(アクティブ・バリデーション・サービス)やMithril(マルチチェーンでの状態共有と証明)など、マルチチェーン分散処理の革新的要素を取り入れており、ブロック報酬の分配すらチェーンを跨いで実行できる設計です。
Midnightとは、単なる新しいレイヤーやスマートコントラクトプラットフォームではありません。それは「金融主権」「規制対応」「分散型インフラ」「プライバシー制御」をすべて内包した、「分散型OSの誕生」とも言える存在なのです。
次章では、このMidnightにおける経済設計=トークノミクスを詳しく解説し、なぜこのモデルが「協調的」で「持続可能」なのかを見ていきます。
第2章|Midnightのトークノミクス設計──「協調型経済」の実装へ
Midnightの設計において、トークノミクス(トークン経済)は単なるインセンティブ構造にとどまりません。それは、分散型経済圏をいかに継続的に成長させ、参加者すべてが持続可能な形で共存できるかという壮大な社会設計そのものです。本章では、Midnightのホワイトペーパーに基づき、そのトークノミクスの中核にある考え方と構造をご紹介します。
NIGHTとDUST──役割を分けた「二層構造」
Midnightでは、NIGHTとDUSTという2種類のデジタル資産が導入されています。これは「支払う通貨」と「動かすエネルギー」を分離することで、システム全体の経済的予測性と持続性を高める設計です。
- NIGHT:Midnightのユーティリティトークン。トランザクションを直接処理するのではなく、DUSTを“生み出す”役割を持ちます。
- DUST:Midnightネットワークの取引手数料(ガス)に相当するリソース。NIGHTを保有していると自動的に生成され、トランザクション時に消費されます。
この構造により、NIGHTを持ち続けている限り、ユーザーは追加コストなく継続的にDUSTを得られ、実質的に“無料”でネットワークを使い続けることが可能になります。
DUSTは「燃料」ではなく「再生可能資源」
DUSTは、NIGHTから自動的に生成される再生可能な資源です。ただし、生成には一定の制約があります。
- DUSTは譲渡不可能で、他人に送ることはできません。
- DUSTは「指定されたアドレス」に蓄積され、最大量(キャップ)はNIGHT保有量に比例します。
- NIGHTを移動したり、DUST指定を解除すると、DUSTは時間とともに減衰(decay)します。
この設計は、リソースの二重使用やスパムを防ぎ、ネットワークの健全性を維持するものです。また、消費されたDUSTは再生成されないため、常に有限で制御された供給圧がかかる構造となっています。
ブロック報酬とReserve:インフレなき分配設計
Midnightでは、ブロック報酬もまたNIGHTで支払われますが、新規に発行されることはありません。あらかじめ確保された「Reserve(リザーブ)」から、次のようなロジックで分配されます:
- 各ブロックごとに、Reserveの残高に対して一定の「ベース分配率(Base Distribution Rate)」を適用
- 報酬は2つの要素に分かれます:
- 固定報酬(Subsidy):ブロックが空でも与えられる基本報酬
- 変動報酬(Variable):ブロックの使用率(=DUST消費量)に応じて増減し、未使用分はトレジャリーへ送られます
この仕組みにより、ブロック使用を促す一方で、不必要なスパムや自己取引によるDUST浪費を抑制できます。また、Reserveは逓減していくため、時間とともに分配速度が自然に減速するように設計されています。
協調型マーケットとマルチチェーン手数料
Midnightのもう一つの革新は、「協調的」な経済設計にあります。具体的には、以下のような機能を通じて、多様なユーザーが参加可能なマーケットプレイスを形成します。
- キャパシティマーケットプレイス:DUSTを必要とするユーザーが、NIGHT保有者からDUST生成の指定を受けて利用可能に。オフチェーン契約/オンチェーン交換が想定されます。
- Babel Station:ETHやBTCなど、他チェーンのトークンでもMidnightのDApp操作が可能となる「手数料代行ステーション」
- 協調的ガス代モデル:利用者がETH, ADA, SOLなど、任意のネイティブトークンで手数料を支払える設計(チェーン抽象化)
これらの仕組みにより、MidnightはCardanoに限定されないグローバルWeb3の共通経済レイヤーとして機能します。
トレジャリーとガバナンスによる経済の自律化
Midnightでは、Reserveとは別に「オンチェーン・トレジャリー」が用意されており、これは将来的に分散型ガバナンスの下で運用される資金源となります。トレジャリーには以下のような資金が供給されます:
- Scavenger Mineでの未請求トークン
- 各ブロック報酬の未使用分
- 手数料マーケットのプロトコルレベル収益(非NIGHT支払い)
こうした仕組みにより、プロジェクト外部のVCや中央集権的資金によらない、コミュニティ主導の再投資構造が実現されます。
Midnightのトークノミクスは、「燃やして消費する」のではなく、「保持して生み出す」ことを重視する、全く新しい資源経済モデルです。それは中央集権的な金融制度とも、投機中心の暗号資産経済とも異なる、自律分散型かつ持続可能な“協調経済圏”の実装なのです。
次章では、このMidnightエコシステムの中心となる「NIGHTトークンの配布=Glacier Drop」について、構造、フェーズ、具体的な受け取り方までを徹底解説いたします。
第3章|いよいよ始動する「Glacier Drop」──誰でも受け取れるNIGHT配布の全貌
Midnightネットワークのローンチに先立ち、2025年6月23日に発表されたのが、NIGHTトークンの配布プログラム「Glacier Drop(グレイシャー・ドロップ)」です。この配布設計は、単なるエアドロップではありません。分散化、公平性、持続性を軸に設計された、革新的かつ多段階の配布モデルであり、Midnight経済圏に広く多様な参加者を呼び込む役割を果たします。
*現時点では「Glacier Drop(グレイシャー・ドロップ)」の配布は開始されていません。開始日が発表され次第お伝えいます。

📦 3段階フェーズ構成で進む配布モデル
NIGHTトークンの配布は、以下の3つのフェーズと償還期間(Redemption Period)によって構成されています。
- Glacier Drop(第1フェーズ・請求型)
- Scavenger Mine(第2フェーズ・貢献型)
- Lost-and-Found(第3フェーズ・再請求型)
それぞれのフェーズが異なる方法で配布対象者を選び、配布量を決定していきます。未請求トークンは次フェーズへ自動的に繰り越され、全体を通じて無償での配布が徹底されています。
❄️ Glacier Drop──Cardanoホルダーに最大の恩恵を
Glacier Dropは、Midnightが最初に展開するNIGHTトークン配布フェーズです。特長的なのは、特定のチェーンにおける過去の保有実績に基づいて、無料でトークンを請求できる点です。
🔹 対象ネットワークと配分比率:
ネットワーク | 配分比率 |
---|---|
Cardano(ADA) | 50% |
Bitcoin(BTC) | 20% |
Ethereum、Solana、XRP、BNB、AVAX、BAT | 合計30%(各USD評価に基づく割合配分) |
このように、Cardano保有者が最も多くのトークンを受け取れる設計になっており、MidnightがCardanoエコシステムから生まれたプロジェクトであることが明確に反映されています。
🔹 参加条件(スナップショットに基づく):
- スナップショットは2025年以前のある時点でランダムかつ非公開に取得済み
- 対象アドレスが当時、100USD相当以上のネイティブトークンを保有していたこと
🪙 請求から受け取りまでの流れ(Claim → Thaw → Redeem)
Glacier Dropは“即配布”ではありません。以下のステップでトークンが請求・解凍・償還されていきます。
① Claim(請求)
- 専用ポータル「NIGHT Claim Portal」にアクセス
- Originアドレス(スナップショット対象のアドレス)を入力
- Destinationアドレス(Cardano上の未使用アドレス)を登録
- 利用規約に同意し、署名によって請求完了

② Thaw(解凍)
- Glacier Dropで請求されたNIGHTは自動的に凍結された状態で保管されます
- 解凍スケジュール:
- 初回解凍:請求から1~90日の間でランダムに25%
- 以降90日ごとに25%ずつ追加解凍(最大360日間)

③ Redeem(償還)
- 解凍されたNIGHTをCardanoアドレスに受け取るには償還手続きが必要
- 各回ごとにCardanoネットワーク手数料(ADA)が必要

🔁 未請求分は次フェーズへ──持続的かつ循環型の設計
Glacier Dropの請求期間(60日間)が終了すると、請求されなかったNIGHTはScavenger Mineへ自動的に移行します。これにより、期限を逃した場合でも第2フェーズでの参加チャンスが残される仕組みとなっています。
また、最終フェーズのLost-and-Foundでは、Glacier Dropの本来の対象であったものの請求を行わなかったユーザーに対して、元の割当の一部を再請求できる機会が提供されます(期間:最大4年間)。
Midnightの配布設計は、単に「無料でばらまく」ことを目的としたものではありません。それは、トークンの分配そのものを“分散化とインセンティブ設計”の実験場とする構造であり、持続性・透明性・参加者の多様性を同時に追求するものです。
次章では、Glacier Dropで実際にNIGHTを受け取るにはどうすればよいのか、Claim Portalの具体的操作方法と技術的な注意点を解説いたします。
第4章|実践ガイド:How to Get NIGHT──請求ステップと注意点
前章では、NIGHTトークンの配布構造とその全体像を解説いたしました。本章では、実際にNIGHTをどのように請求し、どのようなステップで受け取ることができるのかを、Midnight公式の「How to Get NIGHT tokens」ガイドおよびFAQ情報をもとに、具体的にご紹介いたします。
Glacier DropやScavenger Mineに参加される方は、ここで解説する内容を参考に、確実かつ安全にNIGHTを請求・受領する準備を整えてください。
🖥️ NIGHT Claim Portalとは?
NIGHT Claim Portalは、Midnightネットワーク公式の請求・償還専用インターフェースです。Glacier DropおよびScavenger Mineの請求(Claim)および解凍後の償還(Redeem)を行う場所であり、ユーザーとMidnightのスマートコントラクトを接続する中核的なUIとなっています。
アクセス先は下記のMidnight公式サイトより案内される予定です:
✅ 請求手順(Glacier Drop・Scavenger Mine共通)
Step 1|NIGHT Claim Portalにアクセス
Midnight公式サイトからPortalにアクセスし、「Claim」セクションへ進みます。公式以外のURLにはくれぐれもご注意ください。
Step 2|Originアドレスを入力
スナップショット時に対象となったブロックチェーンネットワーク(例:Cardano、Bitcoinなど)に存在する、自身の非制裁アドレスを入力します。このアドレスが、NIGHTの請求権を持つ「起点」となります。
*「非制裁対象のアドレス」とは、テロ支援・犯罪資金洗浄・北朝鮮やイランなどの国際制裁リストに関わっていない、安全なアドレスという意味です。ほとんどの一般ユーザーのアドレスは問題ありません。
Step 3|Destinationアドレスを登録
受け取るためのCardanoの未使用アドレス(=取引履歴が一切ないアドレス)を指定します。Glacier DropおよびScavenger MineではCardanoアドレスが必要です。例えばLaceウォレット(もちろん他のカルダノのライトウォレット:Yoroi、Eternelなどでも対応可能)の未使用アドレス。
※未使用アドレスでないと、請求が無効となる可能性があるためご注意ください。
🟢例えば Laceウォレットでの対応方法
LaceウォレットはCardano公式の軽量ウォレットで、複数の未使用アドレスを自動生成する仕組みを持っています。そのため、以下の手順で未使用の新しいアドレスを取得すれば問題ありません。
✨ 取得手順(例):
- Laceウォレットを開く
- 「受け取る(Receive)」タブを開く
- 表示されたアドレスがすでに使われている可能性がある場合、「新しいアドレスを生成」などのオプションを選択
- 表示されたアドレスをコピーし、Claim PortalでDestinationアドレスとして使用
⚠️ 注意点
念のため、Laceウォレットを新規に作成して完全な未使用状態で使用することも安心な選択肢です。
「一度でも入出金に使ったアドレスは不可」です(見た目が同じでも、内部的には使われていればNGとされます)。
請求に使った後、途中でDestinationアドレスを変更することはできません。
Step 4|利用規約に同意する
トークン配布の規約・条件に同意することで、正式に請求手続きを開始できます。
Step 5|署名を行う
自分のOriginアドレスの秘密鍵を使い、ユニークなクレームメッセージ(割当量・宛先・規約のハッシュを含む)に暗号署名を行います。これにより、所有権を証明し、請求が完了します。
🔐 償還ステップ(Thaw & Redeem)
NIGHTを請求した後は、以下の流れで「償還(Redeem)」が必要です。これは、凍結状態のトークンが解凍(Thaw)された後に、指定アドレスに送金する操作を意味します。
🔄 Thaw(解凍スケジュール)
- 請求されたNIGHTは自動でロックされます。
- 解凍スケジュールは以下のとおりです:
回数 | アンロック割合 | 日数基準例 |
---|---|---|
第1回 | 25% | 請求から1〜90日内のランダム日 |
第2回 | 25% | 第1回から90日後 |
第3回 | 25% | 第2回から90日後 |
第4回 | 25% | 第3回から90日後(最大360日) |
💰 Redeem(償還)
- 解凍された分を、Cardanoネットワーク上で自身のDestinationアドレスに送金します。
- それぞれの償還操作は、Cardanoネットワークのトランザクションとして実行され、手数料(通常0.16~0.17 ADA程度)が必要です。
- 分割して償還することも、一括して最後に全額償還することも可能です。
⚠️ 技術的・実務上の注意点(FAQより抜粋)
- 秘密鍵がないと請求できません → 中央集権型取引所やカストディサービスに預けている場合、自身で署名できず請求不可です。
- Claim Portalは450日間で終了予定 → メインネットローンチから360日の解凍期間+90日の猶予期間が過ぎると、Claim Portalは閉鎖されます。未償還のトークンは、自力でスマートコントラクトから取得する必要があります。
- Destinationアドレスは変更できません → 請求時に指定したアドレスにしか送金できません。十分に管理されたCardanoアドレスを使用してください。
Midnightの請求プロセスはシンプルながらも、暗号資産の自己管理スキルが求められます。トークンを確実に受け取るには、事前のウォレット準備やアドレス選定、秘密鍵管理が極めて重要です。
次章では、この配布と請求が日本市場でどのような影響を与えるのか──取引所との交渉状況や国内ユーザーの注意点を中心に解説してまいります。
第5章|Midnightと日本──国内取引所・規制・受取支援の現状と展望
Midnightプロジェクトは、Cardanoエコシステムに深く根ざした存在として、日本の暗号資産コミュニティにとっても非常に大きな意味を持つものとなっています。特にNIGHTトークンの配布が進む中で、日本国内における受取対応・取引所との交渉・税務実務の整備といった観点が、今後の重要な焦点となってまいります。
この章では、日本におけるMidnightの展開状況について、最新の動きと今後の展望をまとめて解説いたします。
🗓 Midnightメインネットは「2025年11月」か?
2025年6月現在、Midnightのメインネットローンチ時期についての公式発表は出ていませんが、日本国内で行われたワークショップ等にて、「11月頃のローンチを目指している」との発言がMidnight関係者よりなされています。
この情報は、SociousとIOHK教育チームが共催した日本のワークショップにおいて、NIGHTトークン日本マーケティング担当者より口頭で共有されたものであり、現在進行中のNIGHTトークン配布「Glacier Drop」および今後のScavenger Mineに連動するタイムラインと整合しています。
Midnightの開発が、Changアップグレード後のCardanoエコシステムと連動していることを考えると、2025年秋〜冬のローンチは技術的・制度的にも現実味を帯びていると考えられます。
🏦 日本の暗号資産交換業者との交渉状況
Midnightチームは現在、日本の複数の暗号資産取引所と、NIGHTトークンの受取・上場に関する交渉を進めていると伝えられています。特に焦点となっているのは以下の3点です。
1. NIGHTトークンの「受取代行」体制の整備
- Glacier Dropの受取には、ユーザー側がCardanoの未使用アドレスを用意し、自己署名による請求が必要です。
- 日本ではこうした手続きを不安視する声も多く、**取引所が代理で請求・保管・配布する「代行サービス」**を提供する可能性が議論されています。
2. NIGHTの国内上場可否と時期
- 現状、NIGHTは配布対象であって、日本の登録業者によって販売・取り扱いされているわけではありません。
- 上場には、FATF準拠のトラベルルール対応、JVCEAの技術審査、ホワイトリスト入りといった過程が必要です。
- 仮に2025年11月にメインネットが立ち上がったとしても、国内取引所での本格上場は2026年前半以降になる可能性が高いと見られます。
3. 法令・税務・会計上の整備
- NIGHTは「無償配布」であるものの、国内税制上は「受取時点の時価で所得認定される可能性」があります。
- またDUSTは資産ではなくネットワークリソースであるため、税制の解釈に新たな課題をもたらすことが予想されます。
🇯🇵 日本コミュニティとSPO・DRepによる啓発活動
日本のCardanoコミュニティ、とりわけSPO(ステークプールオペレーター)やDRep(Delegated Representative)たちは、NIGHT配布に関して積極的な情報発信とユーザー支援を進めています。
たとえば:
- NIGHT Claimの手順を日本語で解説するブログ記事や動画
- Cardanoウォレットにおける「未使用アドレス」取得の解説
- Claim Portalの画面付き操作ガイド
- TelegramやDiscordでのリアルタイムサポート
こうした草の根的なサポートにより、非英語話者であってもNIGHTトークンの請求に参加しやすい環境が徐々に整備されつつあります。
🔮 今後の展望:Midnight×日本市場は何を生むか?
Midnightは、法令順守・プライバシー・金融主権を軸に据えたプロジェクトであり、法的整備が進んだ日本のような国において実装される意義は非常に大きいと考えられます。
特に以下の領域では、日本国内企業や地方自治体との連携が見込まれます:
- プライバシー重視型ステーブルコインの発行・運用
- デジタルID・市民参加型ガバナンスの実証実験
- 金融包摂のためのRealFi的マイクロローン支援
- フィンテック企業とのRegTech・AML連携
Midnightは、単に新しい暗号資産を配布するプロジェクトではなく、「分散型・自律型・規制対応可能なインフラ」として、日本市場においても大きな存在感を発揮していく可能性があります。
次章では、こうしたMidnight全体の構想・経済設計・配布体制がもたらす「新しい金融の当たり前」について、未来像とともに展望してまいります。
第6章|“真夜中”は夜明けの始まり──Midnightがもたらす「新しい金融の当たり前」
Midnightは、単なる技術的なレイヤーでも、トークン配布プロジェクトでもありません。それは、私たちが「金融とは何か」「社会のインフラとは何か」を根本から問い直す起点となる存在です。本章では、Midnightがもたらす社会的・制度的インパクト、そして今後定着していくであろう「新しい金融の当たり前」について、視座を高めて展望してまいります。
🌐 DeFiからFiへ──「分散型金融」は“金融そのもの”になる
パリ・ブロックチェーンウィークでのチャールズ・ホスキンソン氏とブロック・ピアース氏の対談でも強調されたように、これからの数年で「DeFi(分散型金融)」は単なるジャンルではなく、金融そのもの=“Fi”になっていくと語られました。
その背景には、以下のような変化があります。
- 米国政府がビットコインを正式な国家準備金として保有し始めたこと
- RWA(実世界資産)とステーブルコインの急速な制度化
- 大手金融機関や国家レベルのデジタル通貨戦略の台頭
- そして、プライバシーと規制対応の両立を求める新しい金融ニーズ
Midnightは、こうした世界的な潮流の中で、「公開・非公開・匿名・規制」を1つのプロトコル上で扱える、金融インフラの新標準となることを目指しています。
🔐 DID・ZK・DAO──「自分の銀行」として生きる時代
Midnightが内包する最大の思想は、「誰もが自分の銀行になる」という未来像です。
- DID(分散型ID)によって、個人が自分のアイデンティティを保有・制御する
- ZK(ゼロ知識証明)により、必要最低限の情報だけを選んで開示
- DAO(分散型自律組織)により、政治的・経済的決定に直接関与できる
これは、単なるテクノロジーの集合ではありません。国家、企業、プラットフォームに依存せず、「自律性=ソブリン性」を持って暮らすという生き方の選択肢なのです。
🌍 金融包摂・マイクロローン・RealFiの展開
Midnightはすでに、東アフリカ地域(ウガンダ・ケニア)にてRealFiの実証実験を展開し、7万人以上に対して500万ドルを貸し出し、デフォルト率を40%から2%まで低下させた実績を持ちます。
この仕組みは、以下のようなインフラ構成によって支えられます:
- オンチェーン化された信用情報と分散型ID
- トークン化されたステーブルコインによる融資
- オープンソースATMやWorld Mobileなどの通信基盤
Midnightはこのような“リアルな経済的影響を生み出すための金融レイヤー”として、世界各地に拡張されていくことが期待されています。
🏛️ プライバシー×規制対応──「許される匿名性」のインフラへ
現在、TetherやCircleなどが発行するステーブルコインは、完全にパブリックなレジャー上で動作しています。これにより、すべての取引が永続的に記録され、個人のプライバシーが脅かされるという課題が指摘されています。
Midnightは、この構造に対して明確な対案を提示しています。
- 完全匿名でも、監査可能な透明性でもない
- プロトコルレベルで「開示の範囲・タイミング・主体」を制御できる
- 企業・DAO・個人が「必要なだけ開示する」選択権を持つ
これにより、規制当局・監査法人・政府機関との関係も維持しながら、監視社会に堕さない自由な経済活動が実現されます。
🔁 他チェーンと敵対せず、共に動く設計
Midnightは他のレイヤー1チェーンとは異なり、あらゆるチェーンと“横に並ぶ”設計になっています。
- チェーン抽象化により、Ethereum、Solana、Cardano、BitcoinなどからのDAppアクセスが可能
- Babel Stationを通じて、ETHやBTCなどで手数料支払いも可能
- AVS(アクティブ・バリデーション・サービス)によるマルチチェーンブロック報酬も実現
これにより、Midnightは「チェーン間の摩擦を減らす中立的ハブ」として、Web3全体の接続性を高める役割を担います。
Midnightが提供するのは、単なる新技術ではありません。それは、分散化・主権・プライバシー・規制の間に橋をかける「新しい金融の当たり前」であり、その夜明けはもう始まっています。
次章では、こうしたMidnightの全体像を受けて、我々が今どのように関わるべきか、そしてメインネット公開に向けて何を準備すべきかを、まとめとしてご紹介します。
終章|「その1分前にいる私たち」──Midnightとともに構築する未来

「One Minute to Midnight(真夜中の1分前)」──この言葉は、単なるキャッチフレーズではありません。それは今まさに、我々が文明的転換点に立ち会っているという現実を示す、深く重いメッセージであります。分散化と集中のあいだ、監視と自由のあいだ、制度と創造のあいだ。Midnightは、そのあわいに立ち、これからの社会のOSを提示しようとしています。
Midnightが目指すのは、「新しい経済システムの構築」だけではありません。それは金融を、構築可能な領域へと引き戻すプロジェクトであり、プライバシー、ID、信用、取引、契約といったすべての要素を「誰でも設計・実装できる」環境へと変えていこうとしています。
このような革命の中で、私たちはどのように関わるべきでしょうか?
🔧 1. 自分自身のウォレットとアクセス手段を持つ
MidnightでのNIGHTトークン配布(Glacier Drop)への参加は、自己管理型のアドレス(特に未使用Cardanoアドレス)を持ち、署名操作ができるかがカギとなります。これは単なる技術的なハードルではなく、「あなたが自分の金融主権を行使できるかどうか」という社会的問いかけでもあります。
🔍 2. プロトコルの構造を理解し、「構築者」として参加する
MidnightはTypeScriptベースで開発できるDAppプラットフォームを提供しています。これは、専門的な暗号知識がなくても構築に参加できるという意味です。DAOを作る、RealFiモデルを試す、デジタルIDシステムを提案する──すべての参加が「社会インフラの構築者」として認識される世界です。
🧭 3. 原則を守りながら、変化の中心に立つ
ホスキンソン氏は「分散化は定義され、守られなければならない」と繰り返し強調しました。私たちはこれまで、効率やスピードを追い求める中で、いくつかの重要な原則を犠牲にしてきたかもしれません。Midnightは、技術の進化と倫理的設計を両立させるためのテストケースでもあります。
📅 今後のロードマップ(想定)
フェーズ | 内容 |
---|---|
2025年6月 | Midnightホワイトペーパー&Glacier Drop詳細発表 |
2025年夏〜秋 | Glacier Drop・Scavenger Mineの進行 |
2025年11月(予定) | Midnightメインネット公開 |
2025年末以降 | NIGHTトークンの国内受取・上場に向けた整備 |
2026年以降 | MidnightベースのDApp、RealFi、DAOの実装拡大 |

Midnightは今後、「国家、企業、個人がそれぞれの主権と共存できる経済圏」の形成を目指します。そしてそれは、私たち一人ひとりが「どのような原則のもとに行動するか」によって形作られていきます。
Midnightは始まりました。
今この“真夜中の1分前”に、私たちは選択できます。
この未来を「語るだけの観客」として過ごすのか。
それとも、自ら「構築者」として関わるのか。
答えは、あなたの手の中にあります。
付録:Midnight & Glacier Drop FAQs

以下に「Midnight token distribution」サイトのFAQsページの内容をカテゴリーごとに日本語で翻訳し、整理してお届けしてまいります。
🧠 FAQカテゴリ:一般(General)
❖ MidnightのNIGHTトークン配布とは何ですか?
MidnightのNIGHTトークン配布は、複数フェーズからなるプロセスで、NIGHTトークンを広く分散配布することを目的としています。
❖ なぜNIGHTはCardano Native Asset(CNA)として配布されるのですか?
Cardano Native Assetとして配布することで、ウォレット、ネットワークブリッジ、取引所への即時アクセスが可能となり、CardanoとMidnight両方にとって相互利益がもたらされます。
❖ NIGHTはMidnightネットワーク上でもネイティブトークンとして存在しますか?
はい。NIGHTトークンの供給(240億)は、まずCardanoネットワーク上でミントされ、Midnightのメインネットのジェネシスブロック作成時にMidnight上にもミラーされます。
❖ 配布対象のNIGHTトークン供給量はどれくらいですか?
総供給量は240億NIGHTで、そのすべてが配布対象です(フェーズごとの詳細は配布文書参照)。
❖ NIGHTトークンを請求・受け取る際の費用はありますか?
NIGHTは無料配布されますが、Glacier DropまたはScavenger Mineでの請求後に受け取る(償還)ためにはCardanoネットワークでのトランザクションが必要となり、ADAによる手数料が発生します。
❖ NIGHTトークンの請求に関してリスクはありますか?
はい。Web3関連技術とのやりとりには、フィッシング詐欺、なりすまし、悪意あるスマートコントラクトといったリスクが常に存在します。十分な注意が必要です。
❖ 個人情報は必要ですか?
一切不要です。請求に必要なのは1つ以上の該当ブロックチェーンアドレスのみで、個人を特定する情報は不要です。
❖ 私の居住国によって税務や規制義務はありますか?
はい。参加者自身が、自国の法律および税務に関して自己責任で判断しなければなりません。
❖ NIGHTトークン配布の運営は誰がしていますか?
Midnight TGEが運営を担っています。
❖ Midnightのトークン配布情報を確認・議論するにはどこを見ればよいですか?
https://midnight.gd/ が公式情報源です。詐欺サイトや非公式チャネルに注意してください。
❖ NIGHTトークン配布はどのように「公正」であると証明できますか?
幅広い参加条件、オンチェーンデータに基づく透明な配分方法、分かりやすい手順によって、配布の公平性は担保されています。
❖ Midnightトークン配布の正当性をどう確認できますか?
公式サイトや公式チャネル経由でアクセスし、URLを確認してください。不正な模倣サイトに注意が必要です。
❖ MidnightとCardano間にブリッジはありますか?
はい。Cardanoで配布されたNIGHTをMidnightネットワーク上でアンロックするための仕組みが提供される予定です。
❖ トークンを償還するための時間制限はありますか?
メインネット開始から450日間、Claim Portalが稼働します(360日の償還期間+90日の猶予期間を含む)。
❖ MidnightネットワークにNIGHT建て手数料がないのに、インフラの持続性はどう保たれますか?
報酬は、プロトコル管理のReserveからのブロック補助金により支払われます。将来的には他の報酬メカニズムも追加される可能性があります。
❄️ FAQカテゴリ:Glacier Drop(第1フェーズ配布)
❖ Glacier Dropとは何ですか?
Glacier Dropは、MidnightのNIGHTトークン配布における第1フェーズです。従来のエアドロップ方式を発展させたモデルであり、より公正性・整合性・悪用耐性を備えた設計となっています。
❖ Glacier Dropへの参加資格は何ですか?
制裁対象でないアドレスを保有しており、スナップショット時点で対象トークン(ADA, BTC, ETH, SOL, XRP, BNB, AVAX, BAT)を100ドル相当以上保有していた、秘密鍵の管理権限を持つ者が対象です。
❖ Glacier DropでNIGHTを最大限に請求するにはどうすればいいですか?
スナップショットはランダムな過去日時で取得されており、意図的な最適化(gaming)を防ぐ設計です。したがって、過去の保有状況がそのまま請求額に反映されます。
❖ どのネットワークとトークンがGlacier Dropの対象ですか?
以下のネットワークが対象です:
- Avalanche(AVAX)
- Basic Attention Token(BAT, Ethereum上)
- BNB(Binance Smart Chain)
- Bitcoin(BTC)
- Cardano(ADA)
- Ethereum(ETH)
- Solana(SOL)
- XRP(XRP Ledger)
❖ Glacier Dropに今後さらにネットワークが追加される予定はありますか?
いいえ。ただし、Glacier Dropに参加できなかった場合でも、第2フェーズ(Scavenger Mine)に参加できる機会があります。
❖ PolkadotがGlacier Dropに含まれていないのはなぜですか?
Polkadotが採用している署名アルゴリズム(sr25519:Schnorrkel/Ristretto x25519)は、Glacier Drop請求フェーズではサポートされていないためです。
❖ スナップショットは事前に発表されますか?
いいえ。公平性を確保するため、ホワイトペーパーと配布情報公開前に、無作為な過去時点のスナップショットが取得されており、事前告知はされていません。
❖ Glacier Dropの請求期間はいつ始まりますか?
現時点では、Glacier Dropの開始日は発表されていません。
❖ Glacier Dropで請求できるトークン数はどのように決まりますか?
スナップショット時点の対象トークンの保有量に基づいて、ネットワークごとの配分ルールに従って個別割当(アロケーション)が決定されます。
❖ NIGHTの請求と償還の違いは何ですか?
- 請求(Claim):各フェーズの条件を満たしてNIGHTの割当を確保する行為
- 償還(Redeem):アンロックされたNIGHTを実際に自分のウォレットへ移す行為
❖ NIGHTトークンはどこに送られますか?
各請求時に指定されたDestination Address(Cardano上の未使用アドレス)へ送られます。このアドレスは後から変更できません。
❖ 請求時にCardanoアドレスが必要なのはなぜですか?
NIGHTは最初にCardano Native Asset(CNA)として配布されるため、Cardanoアドレスが受け取りに必要となります。
❖ CardanoのDestinationアドレスが「未使用」であるとはどういう意味ですか?
「未使用」とは、過去に1度も取引履歴がないCardanoアドレスを意味します。これにより、個人の特定や追跡リスクを減らします。
❖ Glacier Dropの請求を逃した場合どうなりますか?
請求期間中にGlacier Dropで申請できなかった場合でも、Lost-and-Foundフェーズで一部を再請求できる可能性があります。
❖ Glacier Dropの請求フェーズを逃した場合、その後償還はできますか?
できません。請求自体を行っていなかった場合は、Lost-and-Found以外の救済手段はありません。
❖ NIGHTの請求に必要な手数料や費用は?
請求自体は無料ですが、トークンの償還にはCardanoネットワーク上のトランザクション費用(ADA)が必要です。
🌫️ FAQカテゴリ:DUST(ネットワークリソース)
❖ DUSTとは何ですか?
DUSTは、Midnightネットワーク上でトランザクションを実行するためのリソースです。トークンではなく、ネットワーク操作専用の「消費型・再生可能なリソース」です。
❖ DUSTはトークンですか?
簡潔に言えば、いいえ。DUSTはネットワークリソースであり、ガス代として使用されます。通常の暗号資産のように保有・譲渡・売買するものではありません。
❖ DUSTの唯一の役割は何ですか?
DUSTの唯一の機能は、Midnight上でトランザクションを実行できるようにすることです。Midnightでは、すべてのトランザクション手数料はDUSTで支払われます。
❖ DUSTはどのようにして得られますか?
DUSTを得る方法は以下の2つです:
- NIGHTトークンを保有し、それによりDUST生成先アドレスを指定する
- 他人からDUSTの指定を受ける(スポンサーされる)
❖ DUSTは他人に送れますか?
いいえ。DUSTは一度生成されたアドレスから他のアドレスへ移転できません。ただし、NIGHT保有者は、任意のDUSTアドレス(自身または他人)に対してDUST生成先として指定できます。
❖ DUSTはCardanoでも生成されますか?Cardano Native Assetですか?
いいえ。DUSTはMidnightネットワーク上でのみ生成・存在します。Cardano上での生成や利用はできません。
❖ NIGHTトークンはいつからDUSTを生成しますか?
Midnightメインネットのローンチ後から、DUSTの生成が始まります。詳細は後日公開されるホワイトペーパーで説明される予定です。
❖ 他人のウォレットをDUSTの生成先に指定できますか?
はい。NIGHTトークン保有者は、誰のDUSTウォレットでも生成先として指定できます。自分が管理するアドレスでなくても構いません。
❖ DUSTはシールド(shielded)されていますか?その意味は?
はい。DUSTはシールドされており、トランザクション実行時にユーザーのメタデータ(アドレス、金額、履歴など)が公開されない設計です。
❖ DUSTの減衰(decay)はどう機能しますか?
NIGHTアドレスとDUSTアドレスの関係が切れる(例:指定解除・NIGHT移動など)と、DUSTは時間と共に**徐々に消失(減衰)**します。
❖ なぜDUSTは減衰するのですか?
DUSTの減衰は、リソースの二重使用(Double-Spend)や、複数アドレスへのリソース蓄積の悪用を防ぐためのセーフティ機構です。
❖ DUSTがなくなった場合はどうなりますか?
DUSTがない状態では、Midnightでのトランザクション実行はできません。新たなDUSTが自動的に生成されるまで待つ必要があります。
❖ DUSTの総供給量は決まっていますか?
いいえ。DUSTは再生可能なリソースであり、固定された上限はありません。ただし、同時点で生成可能なDUSTの上限はNIGHT保有量に比例します。
❖ DUSTのキャップ(最大量)はどのように機能しますか?
DUSTは指定アドレスに一定量まで蓄積されます。その上限(キャップ)は、指定元のNIGHT残高に比例します。使用すると再び蓄積が始まります。
❖ DUSTを持っていないがMidnightで取引したい場合、どうすればいいですか?
NIGHTを保有していない場合は、DUSTスポンサーとなるDAppや第三者からDUST供給を受ける仕組み(マーケットプレイスなど)が将来的に整備される予定です。
❖ NIGHTがあればMidnightで永遠に無料で取引できますか?
理論上は可能です。ただし、保有するNIGHT量によって生成できるDUSTの量が決まり、処理能力(キャパシティ)に限りがあるため、無限取引は制約を受けます。
❖ DUSTリソースをステーキングすることはできますか?
いいえ。DUSTはトークンではなく、ステーキング対象にはなりません。
❖ DUSTの指定やアドレス情報は公開されますか?
DUSTアドレスの指定情報(NIGHTとの関連付け)はオンチェーンに記録されますが、実際のDUSTトランザクション内容は非公開です。
❖ トランザクションに必要なDUST量はどのように決まりますか?
DUSTの手数料はネットワークの混雑状況や需要に基づいて動的に調整されます。詳細はプロトコルの仕様によって決まります。
🌙 FAQカテゴリ:NIGHT(Midnightのネイティブトークン)
❖ NIGHTトークンとは何ですか?
NIGHTはMidnightのネイティブユーティリティトークンです。その主な機能は、Midnightネットワーク上のトランザクション実行に必要なリソース「DUST」を生成することです。
❖ NIGHTの主なユーティリティ(用途)は何ですか?
- DUSTの生成
- ブロック生成報酬の受け取り
- 将来的なオンチェーン・ガバナンスへの参加
- エコシステム成長のためのイニシアチブへの使用(予定)
❖ NIGHTトークンはどのように取得できますか?
以下の方法で入手可能です:
- トークン配布の各請求フェーズ(Glacier Drop、Scavenger Mine、Lost-and-Found)に参加
- 将来的なブリッジまたは取引所(詳細は後日)
❖ NIGHTは他のアドレスにブリッジできますか?
はい。NIGHTはCardanoとMidnight間でネイティブにブリッジされる予定です。ただし、初期段階ではCardano → Midnightの一方向のみで、後に双方向ブリッジが実装予定です。
❖ NIGHTトークンはCardano上の資産ですか?それともMidnightですか?
NIGHTは最初にCardano上で「Cardano Native Asset(CNA)」としてミントされ、その後、Midnightネットワークのローンチ時に同等量がミラーされます。両方のネットワークでネイティブな存在です。
❖ NIGHTはインフレ型トークンですか?デフレ型ですか?
NIGHTは「ディスインフレ型(disinflationary)」です。最大供給量が固定(240億枚)されており、新規発行によるインフレはなく、Reserveからの放出も時間とともに減速します。
❖ NIGHTはステーキングできますか?
現時点ではステーキングメカニズムはありません。ただし、将来的にコミュニティによって設計・実装される可能性があります。
❖ NIGHTはガバナンスに使えますか?
はい。メインネットのローンチ後、段階的にMidnightネットワークのガバナンスが分散化され、NIGHTトークンによるオンチェーンガバナンスが可能になる予定です。
❖ NIGHT保有者はDUST生成先アドレスを変更できますか?
はい。NIGHTを移動したり、新しいUTxO(未使用トランザクション出力)を作成することで、別のDUSTアドレスへの生成指定が可能です。
❖ NIGHTはMidnightのインフラ維持にどう関与しますか?
ネットワークのバリデーター(ブロック生成者)は、プロトコルによって管理されるReserveから支給されるブロック報酬(NIGHT)によってインセンティブを受けます。
❖ NIGHTを持っているとMidnightで何ができますか?
- DUSTを生成してトランザクション実行
- 将来的には投票やプロポーザルの提出など、ガバナンス機能にも参加
- エコシステム支援に関連するユースケースも検討中
❖ NIGHTでDUSTを生成してもCardano側に何か変化がありますか?
いいえ。DUSTはMidnightネットワーク上でのみ存在し、Cardano上では生成も利用もできません。NIGHTトークンがMidnight側にブリッジされて初めてDUST生成が可能になります。
🔓 FAQカテゴリ:Redemption(償還)
❖ NIGHTトークンの償還とは何ですか?
償還とは、請求してロックされたNIGHTトークンを、段階的な「アンロック(thaw)」の後に指定したDestinationアドレスに実際に移すプロセスです。これにより、トークンが最終的に受け取れます。
❖ 償還はいつ可能になりますか?
Glacier DropおよびScavenger Mineで請求したNIGHTトークンは、Redemption期間(360日間)に入ると徐々にアンロックされ、償還が可能になります。
❖ 償還にはどれくらいの期間がありますか?
Midnightメインネットのローンチから最大450日間(360日+猶予期間90日)にわたり、Claim Portalを通じて償還が可能です。
❖ アンロック(thaw)とは何ですか?
アンロックとは、Glacier DropおよびScavenger Mineの請求分NIGHTトークンが、時間の経過とともに25%ずつ段階的に解凍(thaw)されて利用可能になる仕組みです。
❖ アンロックスケジュールはどのようになりますか?
1回目の解凍日はランダムに決定され(請求から1~90日以内)、その後90日ごとに次の25%がアンロックされます。全4回で360日以内に100%がアンロックされます。
回数 | アンロック率 | 発生日例 |
---|---|---|
1回目 | 25% | 例:1日目、25日目、90日目など |
2回目 | 50% | +90日(例:91日目、115日目) |
3回目 | 75% | +90日 |
4回目 | 100% | +90日(360日で完了) |
❖ アンロックされたNIGHTトークンはどうやって受け取りますか?
以下の手順でClaim Portalを通じて受け取ります:
- Claim Portalにアクセス
- Destinationアドレスを接続
- アンロック済みであるか確認
- Cardanoトランザクションを実行して受け取り(ネットワーク手数料が必要)
❖ 1回の償還で全額を受け取る必要がありますか?
いいえ。アンロックされた25%ずつ個別に償還しても、一括して最後にまとめて受け取っても構いません。
❖ 償還のたびに費用はかかりますか?
はい。各償還ごとにCardanoネットワーク上でトランザクションを実行する必要があり、そのたびにADAによるネットワーク手数料が発生します。なお、この手数料はMidnight TGEなどが徴収するものではなく、Cardanoネットワークに支払われます。
❖ Claim Portalが使えなくなったらどうすれば良いですか?
Redemption期間終了後、Claim Portalは閉鎖される可能性があります。その場合、まだ償還していないNIGHTトークンは、自力でCardanoネットワークのスマートコントラクトとやり取りして受け取る必要があります。
⛏️ FAQカテゴリ:Scavenger Mine(第2フェーズ)
❖ Scavenger Mine請求フェーズとは何ですか?
Scavenger Mineは、Midnightトークン配布の第2フェーズです。誰でも公平に参加できるよう設計されており、計算タスク(パズル)を解いて参加資格を得る方式です。Glacier Dropへの参加有無に関わらず参加可能です。
❖ Scavenger Mineの参加条件は何ですか?
指定された計算タスクまたは暗号パズルを完了し、暗号的に有効な証明を提出できることが条件です。誰でも参加でき、特別なハードウェアは必要ありません。
❖ Scavenger Mineで請求したトークンの受け取り先は?
Glacier Dropと同様、償還先にはCardano上の未使用アドレス(Destination Address)を使用します。Glacier Dropで使用した未使用アドレスを再利用しても構いません。
❖ Scavenger Mineで割り当てられるNIGHTはどう決まりますか?
Glacier Dropで請求されなかったNIGHTトークンのうち、一定の割合がScavenger Mine参加者に配分されます。配分量は、参加者が提供した計算リソースの量に応じて決まります。
❖ Scavenger Mineで請求されなかったトークンはどうなりますか?
Scavenger Mineで残った未請求トークンは、以下のコアネットワーク構成体へ配分されます:
- Midnight Foundation
- Midnight TGE
- Reserve(報酬用)
- On-chain Treasury
- Lost-and-Found(第3フェーズ)用プール
❖ Scavenger Mineの請求トークンはアンロック対象ですか?
はい。Glacier Dropと同様に、Scavenger Mineで請求されたトークンもRedemption期間中に25%ずつ4回に分けてアンロック(thaw)されます。
🧳 FAQカテゴリ:Lost-and-Found(第3フェーズ)
❖ Lost-and-Found請求フェーズとは何ですか?
Lost-and-Foundは、Midnightトークン配布における第3かつ最終フェーズです。Glacier Dropに本来は参加資格があったにもかかわらず、60日間の請求期間内に請求しなかった参加者に対して、元の割り当ての一部を再請求する機会を提供します。
❖ Lost-and-Foundの参加条件は何ですか?
以下すべてに該当する必要があります:
- Glacier Dropのスナップショット時点で参加資格があった
- ただし、Glacier Dropの請求期間中に請求を行わなかった
❖ Lost-and-Foundで請求するにはどうすればいいですか?
Claim Portalはこのフェーズをサポートしないため、自分自身でMidnightネットワーク上のスマートコントラクトと直接やり取りして請求を行う必要があります。
❖ Lost-and-Foundで請求したトークンはロックされますか?
いいえ。Lost-and-Foundで請求されたNIGHTトークンは、アンロック(thaw)対象外であり、請求完了後即時使用可能です。
❖ Lost-and-Foundフェーズには期限がありますか?
はい。Lost-and-Foundフェーズは4年間有効です。この期間内に請求されなかったトークンは、オンチェーン・トレジャリーに再配分されます。
❖ Lost-and-Found請求にDestinationアドレスは必要ですか?
はい。Glacier DropやScavenger Mineと同様、請求されたNIGHTトークンの受け取り先として、Midnightネットワーク上のアドレスが必要です(CardanoではなくMidnight)。
🧱 FAQカテゴリ:Block Rewards(ブロック報酬)
❖ NIGHTのブロック報酬はどのように計算されますか?
Midnightのブロック報酬は、時間の経過とともに徐々に減少していくカーブ(逓減曲線)に基づいて設計されています。各ブロックの報酬は、Reserve(報酬用プール)に残っているNIGHTトークンの一定割合として計算されます。
❖ ADAはMidnightにどのように関係していますか?
Midnightは、Cardanoの堅牢なコンセンサスメカニズム(PoS)を活用し、CardanoのSPO(ステークプールオペレーター)がMidnightのブロック生成にも参加できるよう設計されています。
❖ トランザクション手数料にNIGHTが使われないのに、インフラの維持はどうやって行うのですか?
Midnightでは、バリデーター(ブロック生成者)への報酬はNIGHT建てのトランザクション手数料ではなく、Reserveから支払われるブロック補助金によって賄われます。将来的には他の資金源も統合される可能性があります。
❖ Reserveとは何ですか?
Reserve(リザーブ)は、Midnightプロトコルによって自律的に管理されるNIGHTトークンの特別なプールであり、唯一の目的はブロック生成者に対する報酬を支払うことです。新規発行ではなく、あらかじめ確保された供給から分配されます。
📘 FAQカテゴリ:Glossary(用語集)
❖ NIGHTとは?
NIGHTはMidnightネットワークのネイティブユーティリティトークンです。その主な機能は、トランザクションを実行するためのリソース「DUST」を生成することです。
❖ STARとは何ですか?
STARはNIGHTの最小単位(アトミックユニット)です。1 NIGHT = 1,000,000 STARです。
❖ Originアドレスとは何ですか?
Originアドレスとは、Glacier Drop参加対象ネットワーク上に存在し、スナップショット時に100ドル相当以上の対象トークンを保有していた非制裁対象のブロックチェーンアドレスのことです。このアドレスが請求の基準となります。
*「非制裁対象のアドレス」とは、テロ支援・犯罪資金洗浄・北朝鮮やイランなどの国際制裁リストに関わっていない、安全なアドレスという意味です。
以下のような条件に当てはまるブロックチェーンアドレスは除外されます。
- 国連やアメリカOFACなどの制裁リストに載っているアドレス
- ハッキングや詐欺に使われたことが明らかなアドレス
- 闇マーケット(ダークウェブ)で使われた履歴のあるアドレス
- テロ資金やマネーロンダリングに関わったアドレス など
こういったアドレスは、チェーン解析企業(例:Chainalysis、TRM Labsなど)によって検出され、ブラックリストに登録されています。
ほとんどの一般ユーザーのアドレスは問題ありません。
❖ Destinationアドレスとは何ですか?
Destinationアドレスとは、請求されたNIGHTトークンを受け取るために指定するアドレスです。Glacier DropおよびScavenger Mineでは、Cardano上の未使用アドレスが必要です。例えばLaceウォレットの未使用アドレス。Lost-and-Foundでは、Midnightネットワーク上のアドレスが使用されます。
❖ Thawing(アンロック)とは何ですか?
Thawingとは、Glacier DropおよびScavenger Mineの請求フェーズで割り当てられたNIGHTトークンが、360日間にわたり25%ずつ段階的に解除されるプロセスを指します。4回のアンロックで100%が償還可能になります。
❖ Allocation(割り当て)とは何ですか?
Allocationとは、請求フェーズの条件を満たしたことによって、参加者に与えられるNIGHTトークンの総割当量のことです。
❖ Midnight Foundationとは何ですか?
Midnight Foundationは、Midnightネットワークの長期的なエコシステム開発と運営を促進することを目的とした財団です。
❖ Midnight TGEとは何ですか?
Midnight TGEは、Midnight Foundationの子会社であり、NIGHTトークンの発行と配布を担う中核組織の1つです。
❖ On-chain Treasury(オンチェーントレジャリー)とは何ですか?
オンチェーントレジャリーは、プロトコルが所有するNIGHTトークンのプールであり、初期はロックされており、将来的にガバナンスに基づいてエコシステム支援活動に資金を提供する目的で設けられています。
🔄 その他のFAQ(複合カテゴリ・未分類)
❖ NIGHTとDUSTの関係は?
NIGHTトークンは、DUSTというトランザクション実行に必要なリソースを生成します。NIGHT保有者は、DUSTを受け取るためのアドレス(自身のものでも他人のものでも可)を指定できます。
❖ NIGHT保有者はDUST生成先アドレスを変更できますか?
はい。NIGHTを他のアドレスに送信するか、新しいUTxO(未使用トランザクション出力)を作成することで、DUST生成ポイントを更新できます。
❖ DUSTアドレスの指定やDUSTトランザクションは公開されますか?
DUSTアドレスの指定(NIGHTとDUSTの関連付け)はオンチェーンに記録されますが、実際のDUSTトランザクションの内容はプライベートに保たれます。
❖ MidnightのDAppを使うと、どんな情報がブロックチェーン上に公開されますか?
これはDAppとその背後にあるスマートコントラクト次第です。アクセス可能な情報をコントラクトが開示する設計であれば、その情報は公開される可能性があります。
❖ NIGHTが初めてアンロックされて使用可能になったら何ができますか?
Midnightネットワーク上でDUST生成先のアドレスを指定し、DUSTの蓄積を開始できます。DUSTが溜まれば、Midnight上でのトランザクション実行が可能になります。
❖ Glacier Dropの請求期間を逃したが、対象ではあった。どうなる?
Lost-and-Foundフェーズで再請求できる可能性があります。このフェーズでは、元の割当の一部を受け取ることができます(ただし自力請求が必要)。
❖ トークン配布のRedemption期間を逃したらどうなりますか?
Redemption期間終了後は、Claim Portalは使えなくなります。トークンの償還を行っていない場合は、自力でCardanoネットワークのスマートコントラクトとインタラクトする必要があります。
❖ Midnightのトークン配布に参加するにはどうすればよいですか?
以下の3つのクレームフェーズのいずれかに参加する必要があります:
- Glacier Drop(対象ネットワークでの保有証明)
- Scavenger Mine(計算作業による貢献)
- Lost-and-Found(Glacier Drop未請求者向け再請求)
それぞれの条件を満たすことで参加可能です。
❖ どれくらいのNIGHTトークンがもらえますか?
各フェーズで提示された条件をどれだけ満たしているかによって割当量が決定されます。例:Glacier Dropでは保有量、Scavenger Mineでは計算リソース、Lost-and-Foundでは以前の権利に基づく割合。
❖ Midnightのトークン配布に関する公式情報はどこで見られますか?
以下の公式サイトを確認してください:
必ずURLを確認し、詐欺サイトにご注意ください。
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シリーズ連載:進化するカルダノ・ベーシック
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SIPOのDRepとしての目標と活動方針・投票方法
SIPOのDRep投票履歴:https://sipo.tokyo/?cat=307
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ダイダロス用👇
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