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IOGブログ:壁を打ち破る:カルダノをより開発者フレンドリーに

カルダノがもっと開発しやすくなる!──Project Acropolisが切り開くブロックチェーンの未来

2025年7月、カルダノ開発元のInput Output(IO)が、開発者のための画期的な新プロジェクト「Project Acropolis(アクロポリス計画)」を発表しました。

このプロジェクトの目的は明確です:

「カルダノでの開発を、もっと簡単に、もっと柔軟に、そしてもっと多くの人が参加できるようにすること」。

本記事では、ブロックチェーン初心者の方にもわかるように、Acropolisの狙いと仕組み、そしてなぜそれがこれからのカルダノにとって重要なのかをわかりやすくご紹介します。


■ そもそも「カルダノ」とは?

カルダノ(Cardano)は、暗号資産ADAを基盤とする次世代ブロックチェーンです。

その特徴は「安全性」と「正確性」を極限まで高めるために、学術的な設計や数学的な検証(形式手法)を導入している点にあります。

ただしその反面、「開発が難しい」「特殊な知識が必要」といった声もありました。たとえば:

  • 開発にはHaskellという難しい言語を覚える必要があった
  • ノードにアクセスするには専用のプロトコルや高性能なインフラが必要だった

つまり、「高度なブロックチェーン」ではあるものの、「開発者にとっては敷居が高かった」のです。


■ Acropolisが目指すもの:ノードを“開かれた街”にする

Acropolisが打ち出したのは、これまでの「要塞のようなノード」から、「開かれたエコシステム」への進化です。

これまでのカルダノノードは、外から専門的な手順でしかアクセスできない“堅牢な城”のような存在でした。

Acropolisはこれを、以下のような特徴を持つ**“開かれた街”**へと変えます:

🔧 モジュール型設計(部品の組み合わせ方式)

開発者は、自分が必要な機能だけを選んで使うことができます。余計なものは入れずに、軽量で目的に特化した開発が可能です。

🌐 標準技術で開発可能

REST API、HTTP、TypeScript、Go、Rustなど、Web開発でおなじみのツールや言語が使えます。

特別な学習や特殊言語の習得がいらないのは大きな変化です。

🔄 イベント駆動型

ブロックチェーンの変化を「購読」することでリアルタイムに反応できます。つまり、アプリが“聞き耳”を立てて、必要なときだけ動ける仕組みです。


■ 開発者アリスの物語:難しかったカルダノが、楽しくなる!

記事内では、Rustという言語を使う架空の開発者「アリス」の体験が紹介されます。

かつてアリスは、カルダノのセキュリティに惹かれながらも、「開発の難しさ」に直面して離れてしまいました。

でもAcropolisがあれば…

  • 慣れたHTTPリクエストでノードからデータを取得
  • 数時間でRustアプリに流動性プールのデータを表示
  • その日のうちにリアルタイム通知システムを試作!

「難しいからやめた」開発者が、「気軽に試せる、そして共有できる」環境に戻ってこられる。そんな未来が描かれています。


■ 誰が使うの?実際のプロジェクトも続々採用へ

Acropolisは、すでに現実のプロジェクトにも活用されはじめています。

  • Blockfrost: 高価なインフラの代わりに、Acropolisで軽量かつ高速なAPIを実現へ
  • Sundae Labs: 注文処理ソフト「Scooper」のアップグレードに利用予定
  • パートナーチェーン: クロスチェーン通信を直接ノード内に組み込む構想

そして、最も大きな可能性は「まだ存在していないプロジェクト」です。

Acropolisによって参入障壁が取り除かれることで、これまで不可能だった新しいアプリケーションが生まれることが期待されています。


■ 今後の開発スケジュール

Acropolisは2024年後半から開発が始まり、現在は「初期探索フェーズ」にあります。

フェーズ進行:

  • フェーズ1(現在): データ取得系モジュール(DB Syncの代替)を構築中
  • フェーズ2(2025年後半): 取引検証やスクリプト実行機能を実装予定
  • フェーズ3(将来): ブロック生成などを含む完全なノードへ

■ まとめ:カルダノ開発の“壁”が、今、取り払われる

Acropolisは、「カルダノは難しい」という固定観念を根本から覆そうとしています。

セキュリティと正確性を維持しながら、もっと開かれた世界をつくる。

それは、単なる技術革新ではなく、誰でも参加できる分散型社会のインフラづくりそのものです。

開発者のあなたが、もしカルダノを敬遠していたなら──

今こそ再び試してみるチャンスです。

Acropolisが、カルダノの未来を、そして私たちの開発体験を、大きく変えようとしています。

✍️ 参考リンク:

  • 開発進捗の確認・参加はこちら → IOHK公式ブログ
  • プロジェクト責任者 Paul Clark 氏(X):@towlenner
  • GitHub リポジトリ:Acropolis / Caryatid

以下はIOGブログ記事「Breaking down the walls: making Cardano more developer-friendly」を日本語に翻訳したものです。

IOGブログ:壁を打ち破る:カルダノをより開発者フレンドリーに

壁を打ち破る:カルダノをより開発者フレンドリーにする取り組み

Project Acropolis(プロジェクト・アクロポリス)は、カルダノのノードを“外部から接続するもの”ではなく、“内側からアプリケーションを構築できる生きたエコシステム”として再構築します。

2025年7月3日 執筆:ジョセフ・ファジェン

問題の背景とAcropolisの目的

カルダノは、数学的基盤と形式的検証によって、ブロックチェーンのセキュリティと信頼性におけるリーダーとしての地位を築いてきました。しかし、その高いセキュリティを実現する設計思想が、専門的な知識・ツール・インフラの事前投資を必要とする開発体験をもたらし、多くの開発者にとって参入障壁となってきました。

この結果、技術的に最も堅牢なブロックチェーンの一つでありながら、多くの開発者にとって扱いづらく、エコシステムの成長を妨げるというパラドックスが生じています。

この課題を認識したInput Output(IO)は、「Project Acropolis」の開発を開始しました。これはカルダノノードのアーキテクチャを根本的に見直すもので、ノードを“外から接続する要塞”としてではなく、“内側から構築できるモジュール型で拡張可能なエコシステム”へと変革することを目指しています。

このアプローチはカルダノのセキュリティ保証を維持しながらも、開発参入への障壁を劇的に低くします。

架空の開発者アリスと「参入障壁」の問題

開発者にとってこの変革が何を意味するのかを具体的に理解するため、Rustを使ったDeFi開発者の典型像を表す架空の人物「アリス」のケースを追ってみましょう。

カルダノの“数学的に保証されたセキュリティ”に惹かれたアリスは、利回りファーミングのトラッカーを構築したいと考えました。これはまさにカルダノの厳格な設計の恩恵を受けるべき金融アプリケーションです。

しかし仮想のアリスはこう振り返るかもしれません。

「セキュリティモデルは魅力的だったけれど、習得すべきことが多くて、すぐにプロトタイプを作るのは難しかった。生産的になるにはHaskellや特殊なプロトコルの習得にかなりの時間が必要だったと思う。」

このように、カルダノが他にないセキュリティ保証を提供している一方で、ノードと統合したい開発者にとっては他のチェーンよりも学習コストが高く、参入を断念するケースもあるのです。

※注:スマートコントラクト開発者向けには、HaskellやPlutusの代替言語として「Aiken」が登場していますが、バックエンド開発者がカルダノノードと統合するための同様に手軽な手段はまだ存在していません。これこそが、Acropolisが解決しようとしている問題です。

では、カルダノの技術的優位を維持しながら、開発者にとって馴染みのある開発インターフェースを提供できたらどうなるでしょうか?

カルダノの開発体験の進化

Cardano’s developer evolution

カルダノは「分散性」「強固なガバナンス」「数学的に検証されたセキュリティ」によって、最も信頼されるブロックチェーンの一つとなっています。これは、セキュリティと正確性を最優先するという意図的なアーキテクチャの選択によって実現されました。そして同時に、それは「開発体験の改善」という新たな機会も生み出しました。

カルダノが採用する形式手法(Formal Methods)は、他に類を見ないセキュリティ保証を提供しますが、それにより「生産的な開発者になるためには高度な専門知識が必要」という課題も生じています。

Input Output社で開発者体験の改善に取り組む主任アーキテクト、ポール・クラークは、現在のアーキテクチャを「要塞的(Citadel mentality)」と表現しています。つまり、「極めて安全ではあるが、出入り口が少ない」という状態です。

今日のカルダノ開発体験には、改善すべきポイントがいくつも存在します:

  • インフラ要件: たとえばDB Syncを用いてカルダノのデータにアクセスするには、最大64GBのRAMや大規模なクラウドホスティングコストが必要です。
  • インターフェースの複雑さ: 標準的なREST APIと比較して、カルダノはカスタムネットワークプロトコルを使用しており、専門的な知識が要求されます。
  • 専門性の高さ: コア開発ではHaskellが使用されており、学習にはまとまった時間と労力が必要です。
  • アーキテクチャ上の制限: 現在のノード設計は信頼性を最優先にしていますが、その分「拡張性」が犠牲になっています。

こうした現状が問いかけるのは次のような問題です:

「カルダノの技術的優位性を保ったまま、開発者にとってより親しみやすい環境をどう実現するか?」

ゲームチェンジのビジョン:ノードがエコシステムになるとき

The game-changing vision: when the node becomes the ecosystem

まさにこの課題に取り組んでいるのが、ポール・クラークとIOのチームによる「Project Acropolis(アクロポリス計画)」です。

このプロジェクトは、カルダノノードをモジュール化されたアーキテクチャに再設計することで、ノードの多様性を高め、統合を容易にし、より分散化された開発を可能にする取り組みです。

この取り組みは単なる「アクセスのしやすさ」の改善にとどまらず、ブロックチェーンノードそのものの在り方を根本から再構築しようとしています。

ポール・クラークはこう語ります:

「私たちは“ノードのエコシステム”についてよく話します。Cardano DB Sync、Ogmios、Blockfrostなど、ノードの周りに存在するアプリケーションやインターフェースのことです。私の比喩では、これらは“中央の要塞(citadel)とその周囲に建つ建物”です。でも私のビジョンは違います。ノードを“十分に多孔質(porous)”にして、アプリケーションを隣に建てるのではなく、ノードの一部として直接内側に組み込めるようにするのです。」

ここで提示されている最も重要な洞察はこうです:

「ノード=エコシステム」であるべきだ、ということ。

つまり、アプリケーションがノードの“外から接続しようと苦労する”のではなく、ノードそのもののインフラの一部として組み込まれるべきだという発想です。

アプリケーションの機能はノードのアーキテクチャに組み込まれ、たとえば分散型取引所(DEX)のプロトコルは、ノードのデータ処理パイプラインの中に直接存在するようになります。

クラークのビジョンは、カルダノノードを「要塞」から「生きたエコシステム」へと変革し、革新がノード内部から自然に生まれる空間にすることを意味しています。

モジュラーアーキテクチャがすべてを変える

How modular architecture changes everything

この変革を可能にしている技術的な土台は、「モジュラーでイベント駆動型のアーキテクチャ」です。

これは Caryatid(キャリヤティッド) というアプリケーション非依存のフレームワーク上に構築されており、メッセージバス、モジュールの読み込み、設定管理といった機能を提供することで、モジュール性を実現しています。

このアーキテクチャにより、モジュールは単一のプロセス内で効率的に動作させることも、スケーラビリティのために複数のプロセスに分散させることも可能です。しかも、アプリケーションコードに変更を加える必要はありません。

これはまるで、古代の要塞を近代的な都市区画に置き換えるようなものです。

高い城壁と跳ね橋の代わりに、用途別に専門化された建物群を配置し、それらが道路や通路で相互接続されているイメージです。単一の要塞から、つながりのある“都市のネットワーク”へと発展する構図です。

要塞からエコシステムへ

From citadel to ecosystem

現在のカルダノノードは**モノリシック(巨大一体型)**な構造をしています。つまり、あらゆる機能が一つの複雑なパッケージ内で処理されています。

対してAcropolisは、これを疎結合のモジュール群に分解し、それらをメッセージバスを通じて通信させ、柔軟に組み合わせ、拡張できるように設計されています。

🔑 主な技術革新:

  • 標準インターフェース: 独自のミニプロトコルではなく、一般的なRESTやgRPC APIを使用
  • モジュラーコンポーネント: 必要なモジュールだけを選んで実行可能
  • ポリグロット開発: コアフレームワークはRustを使いながらも、どんな言語からでもインターフェース接続が可能
  • イベント駆動型アーキテクチャ: 状態の変化をポーリングするのではなく、必要なイベントに「購読」する形で情報を取得
  • カスタム拡張: 独自のモジュールを作成し、ノード内部のあらゆる動作に直接アクセス可能

現実のインパクト:すでにAcropolisを待ち望むプロジェクトたち

Real impact: who’s already excited

Acropolisは、現実の課題を抱えるプロジェクトによってすでに注目され、導入の準備が進められています。

  • パートナーチェーン(Partner Chains): 汎用的で非効率な既存のインデックス化ソリューションを使う代わりに、クロスチェーンのロジックを直接Acropolisノード内に組み込むことを計画しています。
  • Blockfrost: 現在、カルダノのデータにアクセスするために高額なインフラを維持していますが、Acropolisを導入することでコストを劇的に削減し、性能を向上させる可能性があります。
  • Sundae Labs: Acropolisのモジュール性に大きな関心を寄せており、注文バッチング・実行を担う「Scooper」ソフトウェアのアップグレードに、このアーキテクチャを活用する計画を進めています。さらに、同社が現在進めている他の複数のプロジェクトにも応用される見込みです。

しかし、最も大きなインパクトは、まだ存在していないプロジェクト──つまり、これまでインフラの壁が原因で誕生しなかったアプリケーションの登場にあります。

Acropolisによってその壁が取り除かれれば、全く新しいユースケースと開発の波が生まれると期待されています。

開発状況と今後のタイムライン

Timeline and current status

Acropolisプロジェクトは2024年10月、ポール・クラークがCaryatidフレームワークの開発に着手したことから始まりました。現在は「Early Explorer Phase(初期探索フェーズ)」にあり、少人数のチームがこの構想の技術的実現可能性を証明する段階にあります。

Sundae Labsの開発者や、他のカルダノエンジニアもすでに参加していますが、チームの規模はあえて小規模に保たれています

🔧 フェーズごとの進捗:

  • フェーズ1:データノード(現在) 基礎インフラを構築中。DB Syncを置き換えるモジュール型でRESTアクセス可能なコンポーネントを開発
  • フェーズ2:バリデーションノード(2025年後半予定) トランザクションの検証とスクリプト実行機能を追加
  • フェーズ3:フルノード(将来) ブロック生成およびマルチピア型ネットワーク通信を実装

クラークはこう表現します:

「まるで“スカンクワークス(自由な実験開発)”のように、なんでも試して、壊れたら直して、また進む。初期探検家が川や山や湿地を地図に描きながら、ジャングルを切り開いて道を見つけていくような感じです。」

そして次のフェーズでは「居住可能(habitable)」な環境を目指し、柔軟性のある設計をもとに方法論を確立しつつ、適応性も維持する段階へと進みます。

さらに彼は続けます:

「今は、このやり方が“うまくいく”ことを証明していますが、これが唯一の方法というわけではありません。別のアプローチを取っても、モジュール設計であれば、すべてを作り直す必要はないのです。」

アリスの開発体験をAcropolisで再構築する

Re-imagining Alice’s experience with Acropolis

それでは、先に紹介した架空の開発者「アリス」のシナリオに戻って、今度はAcropolisが存在している世界で彼女がどのような開発体験をするかを想像してみましょう。

この新しいシナリオでは、アリスが利回りファーミングトラッカーを作ろうと決めたとき、Acropolisのドキュメントに出会い、従来とは異なる開発アプローチを知ります。

例えば:

  • 流動性プールデータを取得するためのREST APIエンドポイント
  • リアルタイム更新に対応する標準的な購読(subscription)メソッド
  • 複数のプログラミング言語での具体的なサンプルコード

彼女は、HTTPリクエストや標準的なWeb技術といった馴染み深い開発パターンで作業を開始し、わずか数時間でRustアプリケーションにプールデータを流し込むことに成功します。

その日の終わりには、トランザクションイベントの購読機能を用いた通知システムのプロトタイプまで完成していました。

この体験から、アリスは次の可能性に気づきます:

「外部に孤立したアプリケーションを構築するのではなく、‘利回り分析モジュール’としてノード内部に組み込めば、より多くの開発者がこれを再利用できるのでは?」

このモジュール型アプローチにより、他の開発者が彼女の成果を基盤として利用・拡張できるようになります

つまり、週末に集中して取り組んだ彼女の努力が、コミュニティ全体の開発速度を加速させる再利用可能なインフラに変わるのです。

より大きなビジョン:門戸を開く

The bigger picture: opening the floodgates

Project Acropolis(アクロポリス)の真の価値は、単にカルダノ開発を「より簡単にする」ことに留まりません。

それは本質的に、「誰がカルダノエコシステムに参加できるか」を拡張することにあります。

ブロックチェーンのインフラがWeb開発と同じくらい親しみやすくなれば、カルダノ上での構築はREST APIを書くのと同じくらい自然な体験になるでしょう。

そして、アプリケーションが“外からノードにアクセスしようと格闘する”のではなく、“ノードの内部で自然に機能する”ようになったとき、カルダノの分散型エコシステムが持つ本来のポテンシャルが、ついに解き放たれるのです。

これまで技術的な障壁は、セキュリティを確立するうえで必要なものでしたが、同時にアリスのような開発者にとって意図せざる参入障壁となり、成長の足かせにもなっていました。

ポール・クラークが掲げる「ノード=エコシステム」というビジョンは、カルダノの数学的厳密性とセキュリティを保ちつつ、遥かに多くの開発者を受け入れる世界への道筋を示しています。

カルダノに興味はあるものの「まだタイミングが来ていない」と感じていた開発者にとって、その時は思ったより早く訪れるかもしれません。

壁は取り払われつつあり、エコシステムはこれから、より大きく、より開かれたものへと進化しようとしています。

💡補足:今後の参加方法

Project Acropolis は現在もアクティブに開発中です。

プロジェクトの進捗を追いたい、あるいは開発に関わりたいと考えている開発者は、以下のリンクから最新情報をチェックできます。

  • IOHK公式ブログ: 👉 https://iohk.io/en/blog
  • ポール・クラーク氏(開発リーダー)をXでフォロー: 👉 @towlenner
  • GitHub リポジトリ: 👉 Acropolis & Caryatid Repositories

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