DeFi2.0, ニュース, ...

SIPO DRep 投票報告|「Withdraw ₳5M for Cardano’s Global Listing Expansion – Powered by Snek」

SIPO DRep 投票報告|「Withdraw ₳5M for Cardano’s Global Listing Expansion – Powered by Snek」への反対理由

DRep SIPOは、カルダノ財務から₳5,000,000を引き出す提案Withdraw ₳5M for Cardano’s Global Listing Expansion – Powered by Snekに対して反対票(No)を投じました。

提案メタデータ

  • 提案名: Withdraw ₳5M for Cardano’s Global Listing Expansion – Powered by Snek
  • ガバナンスアクション種別: Treasury Withdrawal
  • 提出日: 2025年8月2日 (エポック573)
  • 有効期限: 2025年9月2日 (エポック580)
  • ガバナンスアクションID: gov_action1r44w54hx553mz0sr4cc07f8tlxzj2sa57l2pt3l9pa2ldw42fc7sq5q3rtn
  • レガシーガバナンスアクションID (CIP-105): 1d6aea56e6a523b13e03ae30ff24ebf9852543b4f7d415c7e50f55f6baaa4e3d#0
  • 引き出し金額: ₳5,000,000
  • メタデータアンカーリンク: data_final.jsonld
  • メタデータハッシュ: 2c6f7b5ff6456abf209329c4ce8b72e978722144ef67a60950f684cc8a2a7c0f
提案の概要

この提案は、Snek Foundationによって提出されたもので、Snekトークンを世界の主要中央集権取引所(CEX)、リテールブローカー、その他の広く利用されるプラットフォームに上場させるための財務引き出しを目的としています。

すでにSnekは、Foundationの自己資金によりKrakenやCrypto.comへの上場を実現してきましたが、今回の提案では追加の上場、流動性提供、法務・コンプライアンス、戦略的アドバイザリー費用などに充てるため、カルダノ財務からの支援を求めています。

SIPOが反対した理由

SIPOは、Snekがカルダノ・コミュニティで果たしてきた文化的役割や自己資金による成果を高く評価しています。しかしながら、以下の理由から本提案には賛同できません。

  1. 公共財の原則 カルダノ財務はエコシステム全体の公共財(インフラ・ガバナンス・研究開発)に使うべきであり、特定のトークンの上場支援には適していないと考えます。
  2. 自立性の実績 Snek Foundationは過去に4百万ドル以上を自己資金で投じ、上場を成功させてきました。これにより、今後も自己資金での継続が可能であることを示しています。
  3. 前例化のリスク 仮に今回の提案を承認すれば、他のトークンも財務資金による上場やマーケティング支援を求める動きが加速し、資金の本来の目的が揺らぐ危険があります。
  4. CEX依存の問題 財務資金を中央集権的な取引所上場に充てることは、分散化を目指すカルダノの方向性と相反し、効果も持続的とは限りません。
まとめ

SIPOは、Snekの文化的・コミュニティ的な価値を尊重しつつも、カルダノ財務資金はあくまで「公共財のために使うべき」との立場を堅持し、今回の提案には反対票を投じました。

今後もSIPOは、エコシステム全体に持続的な利益をもたらす提案に賛成し、分散型文明の基盤づくりに資する投票活動を続けていきます。

関連記事:SIPO DRep 投票報告|「Cardano Global Listing Expansion – Powered by Snek」:https://sipo.tokyo/?p=42619

カルダノエコシステムとSITION

お問い合わせ

Contact Us
SIPOのステーキングサービス、Cardano ADA、ADAの購入方法から保管方法についてご興味、ご質問がある方はこちらのフォームからお問い合わせください。24時間以内にメールにてご返信いたします。

最新投稿