Project Catalyst Fund14 直前ガイド:DaedalusとYoroiでの登録・投票マニュアル

はじめに:Catalystってなんだっけ?
Cardanoのブロックチェーン上には、世界最大級の分散型イノベーションファンド「Project Catalyst(プロジェクト・カタリスト)」があります。
このCatalystは、ただの助成金制度ではありません。カルダノのエコシステムに参加するすべてのADAホルダーに、「自分の意思でADAの使い道を決める力」を与えてくれる、分散型ガバナンスの実践の場です。
🌱 Project Catalystとは?
Catalystは、開発者、教育者、起業家、地方自治体、市民団体など、あらゆる人々がアイデアを提案し、それに対してADAホルダーが投票で意思を示すことで成り立っています。
そしてこのプロセスの中で、採択されたプロジェクトには、カルダノの財源(トレジャリー)から実際に資金が配分されるのです。
言い換えれば、
Catalystは、カルダノという「分散型国家」の国家予算を、あなたの1票で動かすしくみです。
詳しいProject Catalyst Fund 14については以下の記事もご参照ください。
👇
カルダノ投票者必見、Project Catalyst Fund 14徹底解説「カルダノ最大の分散型イノベーションファンド、その全貌と進化を読み解く」
🗳 なぜADAホルダーは投票に参加すべきなの?
Catalystで投票できるのは、カルダノの通貨「ADA」を保有している人だけ。
あなたがADAを持っているということは、ネットワークの「共同所有者」であり、「意思決定者」でもあります。
つまりCatalystに参加するということは…
- カルダノの未来を自分の意思で選ぶこと
- 社会や経済、技術革新の方向性に影響を与えること
- そして、自分の投票によって資金が動く瞬間を体験すること
なんです。
しかも、投票することで報酬も得られるという嬉しい仕組み付きです。
🎁 登録・投票するだけで報酬も?【Voting Rewards】
Catalystでは、ただ投票するだけでVoting Rewards(投票報酬)がもらえます。
- 報酬の原資は、Catalyst全体予算の7%(Fund14では約₳1.4M)
- 報酬は投票数や内容に関わらず、「有効な登録+投票実施」が条件
- 報酬は投票終了後(おおよそ11月ごろ)に自動で配布されます
つまり、「投票=善意の寄付」ではなく、「投票=自分のADA価値を育てる投資行動」として設計されているのです。
📅 Fund14の全体スケジュールを確認しよう
現在進行中のFund14では、以下のようなスケジュールで進行しています。
| フェーズ | 日程 | 内容 |
|---|---|---|
| 📨 提案受付 | 7月28日〜8月18日 | プロジェクト提案の提出期間 |
| 🧾 有権者登録 | 8月上旬〜9月12日(金) 午前6:45 (JST) | 登録期間とスナップショット締切 |
| 📝 レビュー期間 | 8月22日〜9月17日 | 提案に対するコミュニティレビュー |
| 🗳 投票期間 | 9月22日(月)〜10月6日(日) | Catalyst Votingアプリによるオンチェーン投票 |
| 🏁 結果発表 | 10月6日の週(予定) | 採択プロジェクトと報酬対象が決定 |
| 🚀 採択後の実装 | 10月〜11月以降 | 資金配布とプロジェクト実行 |
📌 スナップショット(登録締切)に間に合わなければ、投票資格を失ってしまいます!
早めに登録と確認を済ませておくことが大切です。

第1章|Catalyst投票に必要な3つのステップ
Catalystに参加してカルダノの未来を形づくるためには、少しだけ準備が必要です。
でもご安心ください。
必要なステップはたったの3つ。
それぞれ、ウォレット・登録・アプリの3要素を押さえるだけで、誰でも簡単にCatalyst投票に参加できます。
✅ ステップ①|Catalyst対応ウォレットを準備する
投票に参加するには、対応しているウォレットを使う必要があります。代表的なウォレットは以下の通りです:
| ウォレット名 | デバイス | 備考 |
|---|---|---|
| Yoroi | モバイル / PC | 初心者にも使いやすい |
| Eternl | PCブラウザ | 高機能で中上級者向け |
| Webブラウザ(PC) | IOG公式、Keychain連携が期待される。まだ現在のところ登録できる機能は使いされていません。 | |
| Daedalus | デスクトップPC専用 | フルノード型、安全性高め |
登録時点で25ADA以上を保有している必要があります(報酬残高は除く)。
ステーキング中でも問題ありません。
📌 「対応ウォレット一覧表」はこちらを参照してください。
✅ ステップ②|Catalyst有権者登録を行う
Catalystでは、投票に先立って「有権者登録」が必要です。
これはブロックチェーン上に「この人が投票権を持っていますよ」と記録する手続きのことです。
登録方法は以下のような流れです。
- 対応ウォレットからCatalyst登録画面を開く
- 4桁のPINコードを設定(後で使います。:#Yoroiの場合はアプリの方から、4桁のPINコードが提案されます。)
- パスワードを入力し、登録トランザクションを送信
- QRコードとPINコードを必ず保存!
💡 QRコードは、Catalyst Votingアプリとウォレットを接続するための投票IDのようなものです。失くすと投票できなくなります。
📝 手数料として約₳0.17〜0.18が必要です(ウォレット残高に注意)。
✅ ステップ③|Catalyst Votingアプリと接続する
最後のステップは、スマートフォンでCatalyst Votingアプリを使って投票環境を整えることです。
対応デバイス:
- Android(Google Play)
- iPhone(App Store)
アプリをインストールしたら、以下のように操作します:
- アプリを起動して「Let’s Start」をタップ
- 「Connect Wallet」を選択
- 登録時に保存したQRコードをスキャン
- PINコードを入力して接続完了!
🧠 重要:QRとPINが一致していないとエラーになります。
⚠️重要
- 現在の投票ファンドのスナップショットが完了してから、以下の手順を進めてください。
- 使用するQRコードは、スナップショット前に登録したものでなければなりません。
🎉 以上で準備完了!
この3ステップを終えれば、あとは投票開始を待つだけです。
Catalystの投票期間(Fund14の場合)は、
📅 2025年9月22日(月)〜10月6日(日)
この期間中にアプリを開けば、提案を閲覧し、好きなプロジェクトに投票することができます!
✅ 次章:「PCとスマホで実践!Catalyst登録マニュアル(Daedalus / Yoroi / Lace)」へ続く…
第2章|PCとスマホで実践!Catalyst登録マニュアル
Catalystの登録は、対応ウォレットごとに少しだけ手順が異なります。
この章では、代表的な二つのウォレット(Yoroi(PC・モバイル)/ダイダロス:Daedalus)について、それぞれの登録フローを実際の画面と一緒に紹介していきます。
💻 YoroiウォレットでのCatalyst登録方法(PCブラウザ編)
Yoroi Chrome拡張機能でもCatalyst登録が可能です。
基本の流れはモバイルや他のウォレットとほぼ同じですが、スマホでQRコードを読み取る必要があります。
📌 Chrome拡張で登録 → スマホでCatalyst投票アプリに接続という流れになります。
🔹 手順の流れ(概要)
- ChromeブラウザでYoroi拡張機能を開く
- 「Catalyst Voting」セクションから登録を開始
- PINコードを設定 → 登録処理を送信
- QRコードが表示されるので、スマホでCatalyst投票アプリを起動してスキャン
💡 PINとQRの管理方法はモバイル版と同じです。
実際にPC機能拡張版のYoroiを使って「有権者登録」をする
それでは実際に、ここではYoroiを使って「有権者登録」の手続きを行います。
STEP 1:最新バージョンのYoroiをダウンロードして「Catalystへ投票登録」画面に移動

まずは、Yoroiウォレットの左端の7番目のアイコンをクリックして、「Catalystへ投票登録」画面に移動します。そして画面下の青いボタン『登録』をクリックします。
STEP 2:「PIN」コードをメモ

ここで「PIN」コードを設定します。Yoroiの場合はアプリの方から「PINコード」が提案されますので、これを書き留めて無くさないようにしておいてください。続いて青いボタン『暗証番号をメモしたことを確認します。』をクリックします。
STEP 3:PINコードを確認画面で入力

先ほどのPINコードを確認画面で入力して、青いボタン『確認』をクリックしてください。
STEP 4:ウォレットの送信パスワードを入力

続いてウォレットの送信パスワードを入力して、青いボタン『登録』をクリックしてください。
STEP 5:「QRコード」をダウンロード

Catalyst Votingアプリとウォレットを接続するための「QRコード」をダウンロードしてお手元に保存しておいてください。
これでYoroi PC編は終了です。
Yoroiにはモバイル版もあり、ほとんど同じようなステップ登録作業を行うことができます。また他のウォレットでもほぼ同じようなステップで登録作業を完了させることができます。
重要なことは「QR/PINの保存だけ忘れずに!」です!
📱 YoroiウォレットでのCatalyst登録方法(モバイル編)
Yoroiモバイルアプリを使えば、スマホだけでCatalyst登録が完結できます。
スマホ1台で完了できるため、初めての方にもいちばんおすすめの方法です。
STEP 1|Catalyst投票アプリをインストールする
App Store または Google Play から「Catalyst Voting」アプリをダウンロードしておきます。
STEP 2|YoroiモバイルアプリからCatalyst登録を開始
- Yoroiアプリを開き、下部メニューの「Catalyst Voting」セクションへ
- 「登録(Register)」ボタンをタップ
- 登録開始画面が表示されます
STEP 3|4桁の暗証番号(PIN)を設定
Catalyst投票アプリと接続するために必要なPINコードを設定します。
このPINは、投票アプリにアクセスするたびに必要になるので、絶対にメモして保管してください。
STEP 4|登録用トランザクションを送信
- 登録に必要な情報がブロックチェーンに記録されます
- 約₳0.17〜0.18の手数料が発生
- 通常、数十秒〜数分で完了します
STEP 5|QRコードを保存する
最後に表示されるQRコードが、Catalyst投票アプリとの接続キーになります。
📌 スクショを撮る or「QRコードをダウンロード」ボタンで保存してください。
📛 この画面を閉じると、再表示できません。
📝 補足|Yoroiモバイルでの登録まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登録所要時間 | 約5〜10分 |
| 必要なもの | スマホ1台、Yoroiアプリ、Catalyst投票アプリ |
| 手数料 | 約₳0.17〜0.18(登録時に自動引き落とし) |
| 注意点 | PINコードとQRコードを必ず保存すること |
🗳 Catalyst有権者登録マニュアル(Daedalus編)
それでは実際に、ここではダイダロスウォレットを使って「有権者登録」の手続きを行います。
📝 前提条件
- Daedalusの最新版(例:7.2.0以降)を使用してください。
- Catalyst Votingアプリをスマートフォンにインストールしてください(Android/iOS対応)。
- スナップショット前までに25ADA以上(報酬含まず)をウォレットに保有している必要があります。
STEP 1: Catalyst Votingアプリをインストール
スマートフォンに 最新のCatalyst Voting アプリケーションをダウンロードします。
ダウンロード Voting App
Android users: “Catalyst Voting” on Google Play store
IOS users: “Catalyst Voting” on IOS store

STEP 2: DaedalusでCatalyst登録画面へ移動

- 左サイドバーの「Catalyst投票」をクリック
- 「投票するために登録する」を選択
STEP 3: 登録するウォレットを選択

- 登録に使用するウォレットを選び「続行」をクリック
※報酬を除いた25ADA以上が必要
STEP 4: トランザクションの送信

- 送信パスワードを入力し「登録トランザクションを送信」をクリック
STEP 5: トランザクションの承認を待機

- 約5分間待機。ブロックチェーンで承認されたら「続ける」をクリック
※この間にDaedalusを閉じないでください
STEP 6: PINコードの作成

- 任意の4桁のPINコードを設定(投票時に使用)
紛失すると投票できません。必ず控えて保管してください
STEP 7: QRコードの保存

これでダイダロス編は終了です。
重要なことはくれぐれも「QR/PINの保存だけ忘れずに!」です!
📲 第3章|Catalyst Votingアプリと接続する方法(投票準備完了まで)
Catalystへの登録が完了したら、次はCatalyst Votingアプリとウォレットを接続する作業に進みます。
この作業が完了すれば、いよいよ投票の準備が整います。
接続作業は、以下のステップで数分で完了します。
STEP by STEP:Catalyst Votingアプリと接続
STEP 1|Catalyst Votingアプリをダウンロード
スマートフォンに 最新のCatalyst Voting アプリケーションをダウンロードします。
ダウンロード Voting App
Android users: “Catalyst Voting” on Google Play store
IOS users: “Catalyst Voting” on IOS store

STEP 2|Catalyst Votingアプリを起動

アプリを起動し、「Let’s start(はじめる)」または「Skip(スキップ)」をタップします。
STEP 3|ウォレットを接続

「Connect Wallet(ウォレットを接続)」をタップします。
STEP 4|Use voting QR code and PIN(QRコードをスキャン)」をタップ

「Use voting QR code and PIN(QRコードをスキャン)」をタップし、STEP 7で受け取ったQRコードを読み取ります。
STEP 5|QRコードのスキャン

「I’m ready to scan my QR code(QRコードのスキャンを始めます)」をタップして、次のステップに進みます。
STEP 6|カメラへのアクセス許可

カメラへのアクセス許可を求められたら、「Continue(続行)」をタップしてください。
STEP 7|4桁のPINコードを入力・確認

STEP 6で設定した4桁のPINコードを入力し、「Confirm(確認)」をタップします。
STEP 8|

これでCatalyst Votingアプリとウォレットの接続は完了です。
投票期間が始まれば、提案一覧が表示され、すぐに投票を始められます!
💡 スナップショットを通過し、有効な登録が済んでいれば、ウォレットに応じた投票パワー(Voting Power)も表示されるようになります。
📌 よくあるエラーと対処法
接続時に以下のようなエラーに遭遇することがあります。慌てず、以下をチェックしてみてください。
❌ QRコードが無効です
原因:
- 古いQRコード(前回のFundのもの)
- 別ウォレットの登録コードを読み込んでいる
対処法:
- 最新の登録を行い、新しいQRコードとPINを取得してください
- 同じウォレットでも再登録すれば、最新のものが上書きされます
❌ PINコードを忘れてしまった
原因:
- Catalyst登録時に設定した4桁のPINを失念
対処法:
- 再登録が必要です(₳0.17〜₳0.18の手数料が再度発生)
- 新しいPINとQRコードを再発行することで接続可能になります
❌ 「Wallet not found」と表示される
原因:
- 登録直後はCatalyst Votingアプリに登録内容がまだ反映されていないことがあります
対処法:
- 最大で24時間ほど待機してから再接続を試してください
- それでも接続できない場合は、登録が失敗している可能性があるため、再登録をおすすめします
✅ 接続後の状態確認
Catalyst Votingアプリに正常に接続されると、以下のような状態になります:
- ダッシュボードに「Voting Power」が表示
- 提案カテゴリが一覧で表示
- 投票操作が可能に(次章で詳しく解説)
🗳 第4章|投票手順ガイド(初心者向け)
Catalyst Votingアプリとウォレットの接続が完了したら、いよいよ投票操作に入ります。
このセクションでは、提案を探して評価し、投票を確定するまでの流れを、画像付きでステップごとに解説します。
STEP by STEP 投票手順
STEP 1|提案を探す・閲覧する
アプリの下部メニュー「Proposals」をタップすると、現在のファンドにおけるカテゴリ一覧が表示されます。

カテゴリ(例:Development & Infrastructureなど)を選ぶと、その中にある提案がリスト形式で表示されます。
提案名をタップすると、詳細ページが開きます。
STEP|提案内容をチェックする
提案詳細ページでは、以下のような情報が表示されます:
- 提案タイトルと内容の要約
- 要求資金額(例:₳254,000)
- 「Impact」「Feasibility」「Value for Money」の3つの観点によるコミュニティレビュー
- GitHubリンクや紹介ページなどの外部リンク
- 提案者の経験などの補足情報

ここまで読んで納得できたら、いよいよ投票です。
STEP 3|Yes / Abstain を選んで投票

提案ページ下部のボタンから、次のいずれかを選択します:
- ✅ Vote Yes:提案に賛成する
- 🔘 Vote Abstain:提案に対して棄権(中立)する
選択後、「My Selection」に自動で保存されます。
STEP|My Selection で投票内容を確認・修正
画面下部メニュー「My Selection」では、自分が投票済の提案一覧が確認できます。
- 投票は変更可能(別の選択肢に上書き可)
- 投票そのものを取り消したい場合は「Remove」で削除できます



STEP|「SUBMIT MY VOTES」で投票確定
すべての投票内容を確認したら、「SUBMIT MY VOTES」ボタンをタップ。
登録時に設定したPINコード(4桁)を入力し、最終確認画面で「Confirm」すれば、ブロックチェーン上に投票が送信されます。
※この時点で投票は確定され、あとから修正することはできませんので、慎重にチェックしましょう。

✅ 投票完了後
- 送信成功後、確認メッセージが表示されます
- 投票履歴はアプリの「Votes」タブでいつでも確認可能です
- アンケート(Survey)への回答リンクも表示されるので、よければ参加してみましょう
🧮 補足:Fund14では「GQV(一般化2乗投票)」を採用
Fund14からは、以下のような**新しい投票方式「GQV(Generalized Quadratic Voting)」**が導入されています。
| 投票数 | コスト(ADA) |
|---|---|
| 1票 | 1 |
| 2票 | 4 |
| 3票 | 9 |
| 4票 | 16 |
| 5票 | 25 |
つまり、たくさんの票を入れようとすると、それだけ多くの投票パワーを使う必要があるのです。
🎯 GQVのメリット
- ✅ 少額ADAでも、複数の提案に票を分けることで影響力が発揮しやすい
- ✅ 「本当に応援したい提案」に集中して投票することで強い意思表示ができる
- ✅ クジラの投票支配を軽減し、コミュニティ全体の声が反映されやすくなる
🧠 GQVは、より民主的で公正な投票プロセスを実現するための仕組みです。
✅ この章のまとめ
- 提案はカテゴリから選んで、Yes / Abstain をタップするだけ
- 投票内容は「My Selection」で管理・修正・送信が可能
- 投票確定にはPINが必要(あとからは修正不可!)
- Fund14はGQV方式でよりフェアな投票体験に!
🎁 第6章|投票でもらえる報酬とその仕組み
Catalystでは、ただ投票に参加するだけで、報酬(Voting Rewards)を受け取ることができます。
カルダノのエコシステムにとって「投票」は非常に重要な行動と位置づけられており、ネットワーク参加へのインセンティブ設計として、この報酬制度が導入されています。
✅ 報酬の財源と分配額
現在進行中のFund14では、総予算(₳20,000,000 ADA)のうち、7%(₳1,400,000 ADA)がVoting Rewardsとして確保されています。
📊 ₳1.4Mが、投票を実施したユーザーたちに分配されるわけです。
🧠 この報酬は、単なるキャンペーンではなく、カルダノのトレジャリー(財務プール)からの正式な支出として処理されます。
✅ 報酬がもらえる条件
投票報酬の対象になるには、次の条件をすべて満たす必要があります:
| 条件 | 説明 |
|---|---|
| ✅ 有効なCatalyst登録 | QRコード+PINで正しく登録済み(スナップショット前に) |
| ✅ 投票を完了している | アプリ上で投票を送信し、PIN入力で確定済み |
| ✅ 登録時のウォレットを保持 | 報酬は投票時に使ったウォレットに分配されます |
📌 投票数の多さや投票した提案の内容は報酬額に影響しません。
重要なのは「きちんと投票を完了したかどうか」です。
🧾 報酬の計算と配布のタイミング
🔢 配分方法
報酬は、すべての有効投票者に対してADA保有量(Voting Power)に応じて按分されます。
たとえば:
- Aさんが₳2,000のVoting Powerで投票
- Bさんが₳500のVoting Powerで投票
という場合、Aさんの報酬はBさんの4倍程度になる、という計算です。
📌 この計算はすべてオンチェーンで自動的に行われるため、ユーザー側で操作することは特にありません。
⏰ 配布時期
投票が終了すると、結果の集計と報酬準備が始まり、**おおよそ11月ごろ(Fund14の場合)**に、報酬がウォレットに直接送られる予定です。
- 特別な申請などは不要です
- 登録時に使用したウォレットを保持していればOKです
- 報酬はトランザクションとして着金します
📝 配布時の公式通知はCatalystアプリやProject Catalyst公式ページでもアナウンスされます。
🧠 報酬を受け取るうえでの注意点
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ❗ QR・PINを失くしている | 登録が無効になるため、再登録必須です |
| ❗ 登録ウォレットから資産を移動した | 報酬受け取りには影響なし。ただしウォレット自体を削除しないように! |
| ❗ 投票完了前にアプリを閉じた | ブロックチェーンへの送信が未完了の可能性あり。PIN確認まで進めてください |
🎯 報酬はインセンティブであり、投票への「感謝のしるし」
CatalystのVoting Rewardsは、単なる報酬ではありません。
それは、
💬「あなたの投票がカルダノの未来を動かしたことへの感謝」
💎「分散型ガバナンスに参加した証」
とも言えるものです。
「投票して終わり」ではなく、投票を通じて報酬を得ることで、自分のADAを使ってADAの価値を高める循環が生まれるのです。
🛡 第7章|登録不要な人は?
Catalyst投票では、基本的に各ファンドごとに有権者登録が必要です。
しかし、一部の条件を満たしていれば、Fund14でも再登録をせずにそのまま投票に進むことができます。
✅ 登録不要の条件(Fund14)
次の2つの条件をどちらも満たしている方は、Fund14での新規登録は不要です:
- Fund10以降でCatalystに投票し、報酬(Voting Rewards)を受け取った実績がある
- そのときのQRコードとPINコードを安全に保管している
この場合、Catalyst VotingアプリにQR+PINで接続すれば、そのまま投票が可能です。
📌 なぜFund10以降なの?
Fund10以降では、Catalystの登録システムが仕様変更されており、それ以降の登録情報はブロックチェーン上で「有効」として継続的に認識されます。
つまり、Fund10以降に有効な投票履歴があり、投票報酬が配布されていれば、ブロックチェーン上でも「正規の登録者」として扱われるということです。
🧠 そのまま投票するためのチェックリスト
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| ✅ QRコードがある | 前回登録時に保存した画像やPDFが手元にある |
| ✅ PINコードがある | 4桁の暗証番号を忘れずに保管している |
| ✅ Catalyst Votingアプリが最新 | 古いバージョンでは認識されないことがあります |
| ✅ 登録時と同じウォレットを使用 | 報酬はこのウォレットに送られます |
⚠️ 一方で再登録が必要なケース
次のいずれかに該当する場合は、Fund14では再登録が必要です:
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| ❌ Fund9以前の登録 | 登録方式が変更されており、報酬対象外・無効化されている可能性あり |
| ❌ PINコードを忘れた | 接続できないため再発行が必要(=再登録) |
| ❌ QRコードを紛失した | 認証手段を失っているため、再登録以外に方法なし |
| ❌ Fund10で投票したが報酬を受け取っていない | ブロックチェーン上で「完了」と認識されていない可能性あり |
| ❌ アプリに「Wallet not found」と表示された | 登録が反映されていないか、古い登録情報の可能性あり |
📌 登録不要かどうか不安なときは?
Catalyst VotingアプリでQR+PINを使って接続を試してみてください。
以下のいずれかの反応があるはずです:
| アプリの反応 | 状況 |
|---|---|
| ✅ 接続成功 → Voting Powerが表示される | → 登録有効!そのまま投票可能です |
| ❌ Wallet not found | → 登録無効または未反映。再登録をおすすめします |
🎯 念のため再登録してもOKです!
Catalystの登録は何度でもやり直せます(ただしその都度₳0.17前後の手数料が発生します)。
「もしかして登録できてないかも…」と少しでも不安がある場合は、早めに再登録しておくのが安心です。
✅ この章のまとめ
- Fund10以降に投票+報酬を受け取っていれば再登録不要!
- QRコードとPINの安全な保管が大前提
- いずれかを紛失/不明な場合は迷わず再登録を
- Catalyst登録は「投票の鍵」=なくすと何も始まりません
📣 第7章|応援のお願い:AIRA(イザナミプロジェクト)への投票をお願いします!

Catalyst Fund14では、私たちSIPOも提案者としてプロジェクトに参加しています。
その提案が、「イザナミプロジェクト:地域ポイントと暗号資産を融合した循環型Web3活性化基盤」です。
このプロジェクトは、日本全国の自治体で導入が進む「サイモンズ・ポイントシステム」をWeb3化し、カルダノエコシステム上で持続可能な地域経済モデルを構築する取り組みです。
🌐 提案ページはこちら
🔗 Catalyst提案ページ(Fund14):👉 https://projectcatalyst.io/funds/14/cardano-use-cases-partners-and-products/aira-hydra-loyalty-and-crypto-for-regional-revitalization
📝 ホワイトペーパー(日本語PDF):👉 https://aira.inc/airadoc/projectcatalystfund14/AIRA_Izanami_II_20250814_JPN.pdf
🌿 イザナミプロジェクトとは?
イザナミは、観光庁や自治体に採用され、すでに300万人以上が利用する実績ある地域活性化ポイントシステム(Web2)を、カルダノブロックチェーンを基盤にWeb3に進化させるプロジェクトです。
このフェーズII(Fund14提案)では、次のような機能が実装されます:
- 地域ポイントと暗号資産(ADA)との相互交換機能
- ボランティア活動の可視化とNFT証明
- DeFiを活用したマイクロファイナンス支援
- 自治体が自立的に運用できる分散型地域経済プラットフォーム
🔗 技術基盤としては、CardanoのLayer 2技術「Hydra」を採用し、高速かつ低コストな地域内決済を実現します 。
✅ 過去のCatalyst実績
本プロジェクトは、Catalyst Fund8で採択済み。すでに第一フェーズでは、ポイント管理やトランザクション処理をCardano上で実証済です。
今回のフェーズIIでは、実用化・自治体への正式展開を目指しています。
💬 なぜこの提案に1票を?
- Cardanoのユースケースを**“地域社会の現場”で証明**する貴重な試み
- 単なる技術デモではなく、すでに活用されている仕組みのWeb3進化
- 投票によって、行政・福祉・観光・教育・エネルギーといった分野にCardanoを広げる力に
📲 こんな方にぜひ投票していただきたいです
- Cardanoの社会実装に関心がある方
- 日本発のユースケースを応援したい方
- ADAの価値を“使われることで育てたい”と感じている方
- 自治体や地域経済へのブロックチェーン活用に期待する方
🙇♀️ あなたの1票が、社会を変える小さなきっかけに
Catalystでは、ほんの数票の差で採択/不採択が分かれることが少なくありません。
ですので、あなたの投票が決定打になる可能性も大いにあります。
提案名やカテゴリなど、投票時に迷ったら、ぜひ以下をご確認ください:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ✅ 提案名 | The Izanami Project: Circular Economy Web3 System |
| ✅ カテゴリ | Cardano Use Cases: Partners & Products(₳250K〜₳1M枠) |
| ✅ 提案者 | 株式会社AIRA(SIPOチーム所属) |
🗳 Catalyst Votingアプリから「AIRA」や「Hydra」「SYMONS」「Izanami」「Japan」などで検索すると表示されます。
🔗 提案リンク(Catalyst公式)
👉 [Catalyst提案ページリンク:👉 https://projectcatalyst.io/funds/14/cardano-use-cases-partners-and-products/aira-hydra-loyalty-and-crypto-for-regional-revitalization
あなたの一票が、このプロジェクトを通じてカルダノを日本から社会に広げる力になります。
ぜひ、応援よろしくお願いいたします!
🗳 最終章|あなたの1票が持つ意味
ここまで、Catalystへの登録方法から投票の流れ、報酬の仕組みまでを見てきました。
でも、Catalystが本当に目指しているのは、「お金をもらえるから投票する」という単純な仕組みだけではありません。
投票とは、カルダノの未来に参加することそのものです。
✅ あなたは「ADAホルダー」であると同時に「意思決定者」
カルダノにおけるADAは、単なる暗号資産ではありません。
それは、分散型国家=Cardanoの“投票権”でもあります。
- このプロジェクトに資金を出すべきか?
- この技術は社会に役立つか?
- このチームは信頼できるか?
こうした判断を、中央の政府や企業ではなく、私たち自身が担っているのがCatalystです。
💬 たった1票でも、世界を動かすきっかけになる
「自分ひとりが投票したところで変わらないんじゃないか…」
そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、Catalystでは実際に、多くの草の根プロジェクトが数票差で採択/不採択を分けてきたという事例があります。
たとえば:
- 地域コミュニティの教育支援プロジェクト
- 日本語のカルダノ教材翻訳
- 小規模なWeb3ツールの試作提案 など…
小さなアイデアが採択され、資金を得て、カルダノ全体に貢献していく――
その最初の「GOサイン」を出すのが、あなたの1票なんです。
🔄 投票は「ADAの価値を自分で高める」行動でもある
Catalystに投票するということは、トレジャリーからの支出先を自分で選ぶということ。
- 優れた提案が採択される → ユースケースが増える
- ネットワーク価値が上がる → ADAの実需も高まる
- 結果として、あなたのADAにもポジティブな影響が返ってくる
これは、未来のADAの価値を「戦略的に育てていく」ための仕組みでもあります。
🛠 Catalystは「公共の再設計プロジェクト」
Catalystは、DAOや分散型ID、地域経済への応用、教育・医療・金融の新しいモデルなど、単なるプロトコル開発を超えた“社会システム”の実験場でもあります。
それに投票することは、未来の公共を「選び、設計する」ことに参加する行為です。
誰かが勝手に決める未来ではなく、みんなで話し合って決めていく未来。
それがCatalystの核にある思想です。
🔑 まとめ:Catalystで「投票すること」は、カルダノに“生きること”
- 登録して投票する、それだけで立派な「参加」です
- 投票は、報酬を得ながらカルダノに関与できる一番身近な方法
- そしてそれは、自分の価値観を未来に投影する民主的な選択
✉️ 最後に
もしまだCatalystに登録していないなら、今がそのときです。
QRコードとPINを用意して、スマホからたった数分で未来のCardanoに参加できます。
未来は誰かが作るものではありません。
それは、今、あなたが選ぶことから始まります。
🚀 あなたの1票が、次のCardanoを動かす
✅ [Catalyst Votingアプリを開く]
✅ [提案をひとつ読んでみる]
✅ [あなたの直感で「Yes」または「Abstain」を選ぶ]
それだけで、あなたはカルダノという分散型国家の立法者です。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
シリーズ連載:進化するカルダノ・ベーシック
エポックな日々
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
Laceマニュアル
SIPOはDRepへの登録と活動もしております。もしSIPOの活動に興味がある方、DRepへの委任方法について知りたい方は以下の記事をご覧ください。また委任もぜひお願いいたします。
SIPOのDRepとしての目標と活動方針・投票方法
SIPOのDRep投票履歴:https://sipo.tokyo/?cat=307
ダイダロスの方は最新バージョン7.0.2で委任が可能になりました。
SIPOのDRep活動にご興味がある方は委任をご検討いただければ幸いです。
DRep ID:
drep1yffld2866p00cyg3ejjdewtvazgah7jjgk0s9m7m5ytmmdq33v3zh
ダイダロス用👇
drep120m237kstm7pzywv5nwtjm8gj8dl55j9nupwlkapz77mgv7zu7l
二つのIDはダイダロス以外のウォレットではどちらも有効です。ADAホルダーがSIPOにガバナンス権を委任する際に使用できます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
























