ニュークリプト時代の幕開けを告げるグレイスケール
世界中の機関投資家に知らしめるビッグニュース
カルダノにまたまたビッグニュースがやって来ました。今度は世界最大のデジタル通貨資産運用会社であるグレースケール(米)が、2021年7月2日、デジタル・ラージキャップ・ファンドの四半期ごとの見直しに関連して、ファンドの構成銘柄のウエイトを更新を発表し、なんとカルダノADAが4.26%のシェアでビットコインとイーサリアムに次ぐファンドの第3位の保有銘柄となりました。
これはカルダノにとって大きなマイルストーンの一つに加えられる大快挙であり、ブロックチェーン3.0の位置付けにある第三世代としてのカルダノを、世界中の機関投資家に知らしめるビッグニュースとなりました。
また今回の発表は、カルダノが今年8月末にアップグレード予定のスマートコントラクトの搭載することで、今後の分散型金融市場を牽引し、フォーチューン500企業、国家レベルのデジタルインフラとしてのプラットフォームとして、本格的に発展を遂げるための非常に大きな後押しとなったことは間違い無く、ニュークリプト時代の幕開けとも言える象徴的な出来事と考えられます。
今回の発表で、グレースケールの財務担当副社長であるエドワード・マクギー氏は、プレスリリースで次のようにコメントしています。
多様性のある当ファンドが、デジタル資産市場全体の70%を占める資産を安全に保有できるようにするために、カルダノをデジタル・ラージ・キャップ・ファンドのポートフォリオに迎え入れることができ、大変嬉しく思っています。デジタル通貨は、投資家がポートフォリオを多様化するためのユニークな機会を提供しています。グレースケールでは、規制された身近な商品提供を通じて、主要なデジタル通貨へのアクセスを投資家に提供できることを誇りに思っています。
グレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)とは?
米国発であるグレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)は、2013年に設立された世界最大のデジタル通貨資産運用会社です。2021年7月1日時点で304億ドル以上の資産を運用しています。規制当局である米証券取引委員会(SEC)から、初めての公開取引デジタル通貨インデックスファンドの上場承認を受けた、最も歴史の長い最大のデジタル通貨アセットマネージャーです。この公開取引デジタル通貨インデックスファンドは、既存の規制枠組みの中で運用されており、投資家に安全でコンプライアンスの高いエクスポージャー(*)を提供しています。
エクスポージャー:exposure(*)とは、投資家や金融機関、企業が保有する金融資産のうち、市場の価格変動リスクや特定のリスクにさらされている金額や残高、その比率のことで、ある特定のリスクファクターの変動によって企業がどの程度影響を受けるかという尺度となるものです。
そして米国公開市場で売り出された初めての分散化デジタル通貨としてビットコインを始め、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、チェーンリンクを運用しており、この度カルダノADAがこの中で3番目に保有率の高い通貨として、ポートフォリオに追加されることになりました。
グレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンドとは?
グレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンド(Grayscale Digital Large Cap Funds)とは、投資家がデジタル通貨を直接購入、保存、保管することなく、単一の投資手段を通じて大規模デジタル通貨の時価総額加重ポートフォリオへのエクスポージャーを得ることを可能にします。ルールに基づいたポートフォリオ構築手法により、デジタル通貨市場の上位70%をカバーすることを目標としており、四半期ごとに再評価され発表されます。
グレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンド(Digital Large Cap Fund:DLC)は、金融取引業規制機構(FINRA)の同意を受け店頭市場に上場し、ティッカーシンボルGDLCFで取引されるています。
このDLCファンドを構成する仮想通貨を選択する際には、時価総額に加え、流動性、運用要件、カストディソリューションの利用可能性など他の要因も考慮されることになります。
カルダノADAは、世界の機関投資家と金融サービス機関の承認を受けた
今回のカルダノADAの追加は、その保有比率から考えても、とっても大きな評価を手に入れたことになります。今後世界でより多くの機関投資家への認知、そして金融機関サービスに採用されるための信用を獲得したと考えられます。
エドワード・マクギー氏は、カルダノについてさらに次ようにコメントしています。
カルダノは、イーサリアムの共同創始者であるチャールズ・ホスキンソンが開発したスマートコントラクトプラットフォームです。カルダノは、学術研究に基づき、Ouroboros(ウロボロス)と呼ばれる新しいPoS(プルーフ・オブ・ステーク)コンセンサスメカニズムを使用することで、イーサリアムのスケーラビリティ、セキュリティ、効率性を向上させることを目的としています。
ここでは、イーサリアムのスケーラビリティ、セキュリティ、効率性を向上させることを目的としてたら得られており、カルダノが準備を進めており今年8月上半にリリースされる予定のスマートコントラクトへのアップグレードを意識してのコメントだと考えられます。
カルダノに投資するメリットが大きく拡大
そしてカルダノに投資するメリットについて次にように述べています。
ADAは、カルダノネットワークのネイティブトークンであり、保有者はピアツーピアの取引を行うことができ、ネットワークのコンセンサスメカニズムに貢献するための担保として出資することができます。
このコメントは非常に正当な評価であり、カルダノのコアファンも納得のいくコメントではないでしょうか?
現在期間投資家の関心は、ビットコイン、イーサリアムをはじめとするプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークへと移行しており、現在そのプルーフ・オブ・ステークにおいて世界で最も優れたカルダノプロトコル、そしてイーサリアムキラーとしての要因となるスマートコントラクトの搭載により、今後徐々にカルダノの保有比率は高まることが考えられるのです。
暗号資産市場の大きな転換点と発展をもたらすビットコインETFとカルダノへの影響
またグレースケールの現在最も有目されている点は、カナダとバミューダではすでに承認されているビットコインETF(*)の申請についてでしょう。トロント証券取引所に複数のETFが上場されていますが、米国では承認待ちとなっており、今後これが承認され、ビットコインETFが実現すれば、ビットコインの扱いが、より便利になるという点でより多くの投資家がビットコインに投資するようになると言われています。
ETF(*)とは、ETF(Exchange Treded Fund)とは「上場投資信託」という意味です。
これにより多くの機関投資家に規制の入った投資商品として認知されることで、莫大な投資資金が、ビットコインを通じて暗号資産市場に流入してくることになると考えられています。これは暗号資産市場最大のビッグニュースの一つとなるものです。
そして、カルダノADAにおいても、米国でのビットコインETF実現から多くの恩恵を受けることが考えられるのです。
まずグレースケールの3番目に大きい保有資産に加えられたことで、ビットコインへ流れた投資がカルダノADAに流れることは容易に考えられます。そして世界投資家がプルーフ・オブ・ステークに大きな注目を寄せていることからも、カルダノをよりメジャーな位置に押し上げることが考えられるからです。
これは将来カルダノADAがETFになる可能性も十分にあるということなのです。
最高の状況にあるカルダノの現在と未来
今回のグレースケールの件は、カルダノの未来をより明るく照しましたが、これ以外にもカルダノは非常に稀に見る躍進が続いています。
現在カルダノは、スマートコントラクトのリリースを控えており、日々次から次へと多くのプロジェクトがカルダノエコシステムに参入してきています。これは更なる資金の流入をも意味しており、今後更にたくさんのプロジェクトが発表され参加してくることが考えられます。
参考:カルダノ・エコシステムにおけるビジネス・ユースケースのリストはこちら
https://sipo.tokyo/?cat=69
こちらの方もSIPOでは引き続きしっかりお伝えしていきたいと思いますので、乞うご期待下さい。
最後に、下記はカルダノの創設者チャールズ・ホスキンソン氏によるツィートで、クリント・イーストウッドさんのカッコイイGIF画像のみでのニュース反応を伝えています。
今回のニュースは最高に痺れるものですが、まだまだこれからカルダノの躍進が始まることを予見しているかのようです。皆さんはどう思いますか?
最後にお願いです。ADAを持っている人は全員、カルダノネットワークのステークを持っています!そしてそのことで誰もがステーキングに参加するだけで、報酬を受け取ることができます。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック274
カルダノがIOHKの分散型暗号通貨取引プラットフォーム「Orion」に統合されることになりました。
DeFiと暗号エコシステムのトレーディングロングプラットフォームであるOrionは、2021年6月24日、ブロックチェーンエンジニアリング企業であるIOHKと協力し、カルダノブロックチェーンをOrionのトレーディングターミナルに組み込むことを発表したとcriptonizando.comが伝えています。
カルダノ(ADA)のステーキングは650kアドレス以上に達している
ADAのステーキングアドレスが650kを超えてマイルストーンに到達し、CEOのチャールズ・ホスキンソン氏が中米の国への旅行計画を発表したことをinvesting.comが伝えています。
カルダノはビットコインの法定通貨化を受けてエルサルバドルに新たに焦点を絞っている
エルサルバドルのブケレ大統領は、他の暗号通貨については追加の法的入札を検討しないことを明らかにしていますが、ブロックチェーン開発者は、国内での暗号関連ビジネスやスタートアップへの投資や設立を歓迎しており、IOHKがエチオピアやタンザニアの政府と行ったような同様のパートナーシップを構築することを期待しているとzycrypto.comが伝えています。
Revuto App v1について
近日公開予定のRevutoアプリについて、Revutoの公式記事がアップされました。
この記事では、Revutoアプリのバージョン1は、サブスクリプション・エコノミーを強化するという我々のミッションに沿ったもので、機能アップデートは9月まで続き、その間にコミュニティ・セールで得られた4300万REVUトークンがリリースされると説明しています。
9月になると、アプリが完全に搭載され、ユーザーは定期購読の管理(ブロック、スヌーズ、承認)、その後、Revuto仮想デビットカードの取得やREVUトークンの補充、REVU暗号財布からのトークンの送受信などを行うことができると伝えています。
ErgoDEXのカルダノへの移植
adapulse.ioが、ErgoDEXのカルダノへの移植について詳細を伝えており、ErgoDEXは、Ergoの標準的なDEXプロトコルとなるが、そのeUTXOにより、その機能をCardanoのエコシステムに移植することが可能であり、具体的には、このプラットフォームは2つのブロックチェーン間のクロスチェーンスワップをサポートすると説明しています。
アルロンゾ・ホワイト・テストネットがまもなく稼動開始、さらにカルダノが新たなマイルストーンを達成、ADAが660Kのステーキングアドレスを突破
IOGの動画「Cardano360 – June 2021」でアルロンゾ・ホワイト・テストネットがまもなく稼動開始、さらにADAが660Kのステーキングアドレスを突破し、カルダノが新たなマイルストーンを達成しているとthecryptobasic.comが伝えています。
Vendettaがカルダノプラットフォームへの戦略的投資を発表
ベンデッタ・キャピタルは、カルダノを利用した高成長プロジェクトのための IDO Launchpad である Ventup への投資を発表しました。
カルダノはNFTの流行を維持する! ADAには多くのコラボレーションが控えています
カルダノはNFTの流行を維持、 ADAには多くのコラボレーションが控えているとcoinpedia.orgが伝えています。