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カルダノの脅威的進化の一年:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック280

カルダノの脅威的進化の一年

BYRON:基礎からSHELLEY:分散化へ

1年前の2020年07月30日(木) 06:44:51(日本時間)にシェリー・ハードフォークが実行され、シェリーエポック0エポック208)が正式にスタートし、ここからステーキングの委任が開始されました。

ここからステークプール、委任、報酬などの機能がカルダノに導入され、カルダノの分権化の新時代を切り開きました。詳しくはこちら:Shelley ハードフォークに関する良くある質問(FAQ)

この時はとにかく無我夢中で、ITN時代から何度もテストをくりかしながら、シェリーのテストネットに移行し、何度も何度もノードをアップグレードしながら、この日を迎えたのを覚えています。

とにかく先見の明を持つ世界中のプール・オペレータ達が一丸となって、テレグラムにしがみつき、シェリーの成功を願いつつ、不眠不休でアップグレードに対応していたのです。

ITN時代におよそ半年にわたって皆がテストを繰り返しながら、プルーフ・オブ・ステークが本当に機能するかは、ある程度イメージできていたかもしれませんが、ステークプール・オペレーターという存在がどういうものであって、果たして持続可能なものかは未知なる世界だったかも知れません。

とにかく人類史上世界でこの取り組みは新しいことだったのですから、誰にも自信を持ってはっきりとはわからなたったと思います。

このように全く新しいことに取り組める機会に巡り会えたことで、(それに伴う不安もありましたが)確かに新しい時代を切り開くんだという思いだけは強かったと思います。

ネットワークの管理、ノードの運営・アップグレード、デリゲーションのサポート、マーケティングなど前例がないことだったので、ほとんど想像力で試行錯誤しながら始めたのを覚えています。

この時培った国や言葉、文化の違いを超えた世界中のオペレーターとのつながりは、カルダノネィションの一員として今でもとても大きな財産となっています。

SHELLEY:ブロック生成の100%分散化へ

そして最初のブロックを生成したときは、それこそ天にも登る思いでした。ITN時代もブロックは生成することができていましたが、シェリーでのブロック生成は格別なもので、これはステーク・プール・オペレータでブロックを初めて生成した方は誰もが経験するなんとも言えない素晴らしい体験でした。

そこからの一年はたくさんの変化が訪れ、多くのノード・ソフトウェアのアップグレードをこなしながら、シェリー時代は、ブロック生成の100%分散化を目指して突き進みました。

とにかく試行錯誤をしながら(今もです!)エポック257(シェリーエポック49、2021年4月1日午前6時43分51秒(日本時間)待ちに待った日が訪れ、歴史的快挙であり歴史の転換点となるカルダノが自律型完全分散台帳システムになるための一つ目のマイルストーンであるブロック生成の100%分散化が達成されました。

GOGUEN:スマートコントラクト

このシェリーの分散化を進める中、カルダノはロードマップの別のプロジェクトが昨年既にスタートしていました。

昨年2020年の12月にはゴウグエン・プロジェクトのスマートコントラクトの最初のハードフォークとなる、’アレグラ(Allegra)’がリリースされました。

そして、2021年3月2日にゴウグエン・プロジェクトの2回目となるハードフォフォークとなる’メアリー(Mary)’ プロトコルのアップデートが カルダノメインネットに適用されました。これによりカルダノに待望のマルチアセットの時代が到来したのです。

そして現在、カルダノはゴウグエン・プロジェクトの3回目となる’アロンゾ(Alonzo)’ハードフォークが実行されており、来月9にはいよいよアロンゾが完了し、カルダノに念願のスマートコントラクトが導入されることとなります。

BASHO:スケーリング

BASHO(芭蕉)プロジェクトも進んでおり、具体的にはウロボロス・オメガOuroboros Omega)の構想が始まっており、コンセンサス・メカニズムの改良版(*現時点では十分なネットワーク性能を持っていますが、さらに)となり、このネットワークに、より高いセキュリティ、高速なファイナリティ、より高いスループット、およびスケーラビリティを与える可能性があると伝えています。

また、Hydraも進行中で、レイヤー2のソリューションで、カルダノのネットワークに毎秒100万件以上のトランザクションのスケーラビリティを与えるとしています。

VOLTAIRE:ガバナンス

そしてカルダノ・プロトコルを完全に分散化へと導くVOLTAIRE(ボルテール)プロジェクトもプロジェクト・Catalyst(カタリスト)により、投票システムとトレジャリーシステムの導入が進められ、ネットワーク参加者はステークと投票権を使って、ネットワークの将来の開発に影響を及ぼすことができるようになります。

現在プロジェクト・カタリストは、既にFUND5まで進められており、総額2,125,000ドルが配布されるまでになりました。プロジェクト・カタリストのウォレットの登録数は32,663となり、これらのウィレットは総額3.18B ADAを保有するまでに成長しています。カルダノのプロジェクトCatalystは事実上世界一のDAO(分散型組織)にまで成長しています。

スマートコントラクトの導入は、これから始まるカルダノ・エコシステムの脅威的な成長を促進する

上記のようにカルダノ・ロードマップの全てのプロジェクトは並行して進められており、一つ一つがブロックチェーンのマイルストーンとなる地点へ確実に動いています。改めて考えるとカルダノはシェリーが始まってたった一年の間に信じられないほどの進化を遂げているのです。

カルダノはこれまで開発が遅いという批判を招くことがありましたが、これは全くの誤解であり、来月にはビットコインやイーサリアムを超えるプラットフォームとしてアップグレードが完成します。この展開が始まることを目の当たりにすれば、こうした批判は意味がないことに気づくことになるでしょう。

ビットコインは、スマートコントラクトは導入されていないこと、イーサリアムはプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークへの移行の過程であること、カルダノは既に世界最高のプルーフ・オブ・ステークを実現しており、来月には質と信頼性の高いスマートコントラクトが登場するというこれらの事実を実際に見てみれば、これらの批判は当たらないことが明確になるでしょう。

例えアロンゾ・ハードフォークが10月にずれ込もうと、その事実は変わりません。

さらに、カルダノが質の高い持続可能なブロックチェーン・プラットフォームを開発しているのであり、10億人が利用する金融プラットフォームの実現を目指している上で、質を重視した慎重な開発プロセスを経てきたことが背景にある中で、来月に実現される第3世代のブロックチェーンの完成は、カルダノを一気にトップクラスのブロックシェーンへと事実上押し上げることになります。

そしてカルダノのエコシステムの成長も著しく、日々たくさんのプロジェクトがカルダノのスマートコントラクトの誕生とともにスタートする予定で、来月には事実上カルダノ1.0が完成の段階でより多くのプロジェクトが参入し、カルダノ・エコシステムの成長はまさに始まっています。

いずれにしてもカルダノの9月はとんでもない月になりそうです。

参考記事リスト:カルダノのビジネス・ユースケースはこちら

もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル

グレースケール・プレスリリース(日本語翻訳記事)はこちら
プレスリリース:グレースケール®デジタルラージキャップファンド、四半期ごとのリバランスを発表。ステーク・プール・ブロックチェーンプラットフォーム「カルダノ」がファンドのポートフォリオに追加されました

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