Vasilハード・フォークへの準備は順調
暗号市場の暴落は投資家やプロジェクト開発者にどのような教訓をもたらすか?
暗号市場は、Terraプロジェクトの担保不足による懸念から、米ドルとのペッグが外れて連日前日比-99%以上の大暴落を記録したことの影響から、市場全体へと波及し大暴落を経験しました。
他の全ての暗号資産、カルダノも例外なく大きな影響を受けたことで、このことは今後の暗号市場に関わる投資家やプロジェクト開発者にどのような教訓を残すのでしょうか?
これについてカルダノの開発会社IOのCEOであるチャールズ・ホスキンソン氏は、自身の動画『A Few Musings』で暗号市場において生き残る人とプロジェクトなどについて語っており、暗号産業における投資やプロジェクトにおいて重要なメッセージなのでご紹介します。
ホスキンソン氏は動画の中でこれが最初の暗号の冬なら、歓迎すると述べ、「2011年以来、多くの暗号の冬を経験してきましたが、いつも冷たい氷の風呂のように襲ってきます。今はパニック状態で、街中が血の海になっている段階です。数週間から数カ月で底値が見つかり、晴れてきます。その後、長期間梯子を登ることになる。」と述べ、現在の暗号市場崩壊の懸念は誇張されすぎているとし、業界が着実に上昇する前に底を見つけるために数週間から数ヶ月かかる可能性があると述べています。
また、ホスキンソン氏は次のように語っています。
私たち(カルダノ)が論文を書くのに時間をかけたのも、その論文に形式的手法を適用するのに時間をかけたのも、一度測定したら二度切りするのに時間をかけたのもそのためです。しかし、他の人(プロジェクトや投資家)たちはそうせず、VCの主人のために利益を追い求めたのです。
そして生き残るプロジェクトとして長持ちさせるために作っているのなら、たとえ、もう少しお金と時間がかかったとしても、(何度も何度も言いますが、)最初に市場に出るのではなく、市場に出るのが一番であり、悪い時に安定性と回復力を発揮した者が生き残ると語っており、カルダノについて次のように語っています。
だからこそ、今日の私たちは、プロジェクト(カルダノ)の歴史の中で、かつてないほど強くなっているのです。プロジェクトの歴史上、かつてないほど多くの人が集まっています。しかし、それはメディアや価格、現在の雰囲気には反映されません。なぜなら、それは恐怖や貪欲さ、そして基本的な原則を気にしないものであるからです。
今回の暴落は、これまでホスキンソン氏が何度も何度も語ってきた懸念を結果表現した形となっており、ブロックチェーンのトリレンマである『セキュリティ、分散化、スケーラビリティ』を真に解決し、その中で生き残る可能性のあるプロジェクトを見つけるための重要な教訓をもたらしていると言えます。
カルダノは最も健全で安全、かつスケーラブルなブロックチェーンとして静かにポジショニング
Crypto Capital Ventureの創設者で、YouTubeチャンネルにも、数十万人のフォロワーがいるDan Gambardello氏は最近、自身のTwitterアカウントから、22.6万 のフォロワーに向けて次のように述べました。
カルダノは最も健全で安全、かつスケーラブルなブロックチェーンとして静かにポジショニングしている。
また、5月14日、Gambardello氏はTwitterで「我々はCardanoブロックチェーンがイノベーションで爆発するのを見ている」と述べ、さらに「コミュニティが運営する発射台として機能するあるプロジェクトが、今そのイノベーションで大きな役割を担っている」と述べました。
現在カルダノ・ネットワーク上には、925のプロジェクトが構築されており、今週、Githubコネクトは合計2,609となり、カルダノ・ネイティブトークンは470万に上昇しています。
IOG:来るVasilハード・フォークを前に、”私たちは100%順調”
世界にインパクトを与え歴史を変えるプロジェクトであるカルダノは、来月6月29日にVasilハード・フォーク・イベントを控えており、カルダノの開発会社IOの最新動画『Mid Month Development Update』によれば、カルダノの開発状況は100%全て順調のようです。
カルダノとそのスマートコントラクトプラットフォームであるPlutusは、5月末までにテストネットが立ち上がる可能性を発表しています。
IOのHead of Delivery & Projectsを担当するNigel Hemsleyis氏によれば、6月29日のハードフォークに向けて、チームは全力疾走中で5月末のテストネットに向けて準備中とのこと。
テストネットでは、8つのIOGノードをP2Pテストネットに再展開し、テストネットのパフォーマンスを評価し、フィードバックを共有するために51の事前登録されたSPOを追加予定とのこと。
また、DB同期、ロゼッタ、GraphQL Explorerなどお馴染みのこれらすべての製品を更新しネットワークの統合段階を終え、すべての基本的なインフラが整ったとき、さまざまな製品に対して回帰テスト及び統合をテストを始めることが可能になるとのこと。
また、最近カルダノは最新のcardano-wallet(カルダノ・ノード 1.34.1 をサポート)を統合したDaedalus 4.10.0をリリースしており、パフォーマンスにおいても改善されるなど、多くのプロセスを順調にこなしており、Nigel氏は動画で”私たちは100%順調です。”と述べています。
来るVasilハードフォークのアップグレードが「カルダノとそのスマートコントラクト機能に大規模なパフォーマンス向上」をもたらすと期待されており、これにより一切セキュリティに妥協することなく、ブロック拡散のスピードアップに伴うスケーリング、スループットの向上をネットワークにもたらすことになります。
Vasilハードフォークでは、主に次のようなアップデートが実行される予定です。
- Plutus バージョン2.0
- 暗号プリミティブの強化(VRF、KES)
- スクリプト担保処理
また、今度のVasilアップデートでは、下記の4種類のCIPが導入される予定です。
- CIP-31 (Reference Inputs)
- CIP-32 (Inline Datums)
- CIP-33 (Reference Scripts)
- CIP-40 (Collateral Outputs)
詳細は下記の記事をご参照ください。
Mithril(ミスリル)の発表が近い!?
また動画『Mid Month Development Update』では、ちょっとだけの最新情報として、P2PのMithril(ミスリル)を開発中で、これによりネットワークに速く接続できるようになるとのことで、非常にエキサイティングな展開が行われており、これについて近々新しい発表があるかもしれませんとのこと。
Mithrilは、より大きなスケーラビリティを実現するためのオフチェーンソリューションで、信頼を維持しながらチェーンの同期を改善します。
その結果はセキュリティ機能を損なうことなく、高速かつ効率的なマルチシグネチャ アグリゲーションが実現するものです。
IOは2022年度中のBASHOフェーズでのリリースを予定しており、これもハイドラやサイドチェーンと並んで非常に楽しみなソリューションの一つです。
Project Catalyst Fund8の正式結果を発表
カルダノのターボチャージャー付きイノベーションエンジンであり、世界最大の分散型イノベーションファンドの1つであるProject Catalyst Fund8の正式結果の発表が日本時間5月14日に予定通り行われました。
結果の詳細はこちらのリンクで閲覧可能です。
今回のProject Catalyst Fund8では、367件の通常提案に資金提供+Fund9の12件のコミュニティチャレンジが選ばれました。
総投票数は、237,485票となりました。
イザナミが二つの提案で、カテゴリー1位で通過
皆様の多大なる応援のおかげで、Catalyst Fund8でイザナミの二つの提案が、一位で当選することができました。深く感謝申し上げます。
今後全集中でプロジェクトに取り組んで参りますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
Expands to 1000cities JP[PointSyst]
https://cardano.ideascale.com/c/idea/397822
Expands to 1000cities in JP[APP]
https://cardano.ideascale.com/c/idea/397823
イザナミ公式サイト:https://izanami.systems/
Twitter:@SymonsLab
Project Catalyst Fund9 タイムライン
Fund9は、F8と同程度の予算で6月1日に募集を開始します。その1週間後、提案書の提出が始まります。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック338
チャールズ・ホスキンソン氏:ADAで7億2300万ドルのカルダノ財務省は非中央集権的であり、成長する一方である
チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、カルダノ・トレジャリー(財務省)は分散型であり、現在のADAの7億2300万ドルから成長する予定だと述べたことについてU.TODAYが伝えています。
今こそ真実を見よう!ますます進化する技術と採用、Catalyst、EUTxO、サイドチェーン、アフリカetc
カルダノの現在地
Project Catalystの成功がカルダノのエコシステム開発の好循環をもたらしている
分散型民主主義と透明性をもたらすためのProject Catalystはさらに成長する カルダノはスパイラルな進化と成熟を遂げている ビットコインのセキュリティとイーサリアムのプログラマビリティを融合・成熟させたカルダノのEUTxOモデル 相互運用性はカルダノの新時代の到来を予感させる
アフリカで学生たちにデジタルIDシステム導入が実装段階に移行中
加速するカルダノの成長速度
チャールズ・ホスキンソン氏:カルダノは皆のために作られ、ADAは悪い時に回復するように設計されているので長続きする
カルダノの開発会社IOのCEOであるチャールズ・ホスキンソン氏が、自身の動画『A Few Musings』を投稿し、現在の市場の雰囲気が真剣な投資家にとって支障がない理由についてコメントしており、これをTheCryptoBasicが伝えています。
ホスキンソン氏:暗号市場の低迷についてVCと「ウォール街タイプ」を非難
チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、自身の動画『A Few Musings』で、市場の低迷とVCと’Wall Street types:ウォール街タイプ’の責任について、いくつかの真実について発言しこれをCryptoSlateが伝えています。
IOGが『The Generals’ Scuttlebutt: Byzantine-Resilient Gossip Protocols』論文を発表
“この論文が公に発表されるのを長い間待っていた。 P2Pを形式化し、ステークネットワークの証明を正しく行うことが実際にはいかに難しいかを論じた主要な作品”
チャールズ・ホスキンソン氏ツィートより
カルダノ創業者チャールズ・ホスキンソン氏、暗号市場崩壊の懸念は誇張されすぎていると述べ、回復のためのタイムフレームを設定
チャールズ・ホスキンソン氏は、最新動画「A Few Musings」で、ベテラン投資家は過去に同様の規模の修正を目撃しているので、最近の急激な市場の落ち込みに動じないように見えるが、新しい投資家はパニックボタンを叩いていると述べています。
また、ホスキンソン氏は、ツィッターで投稿し、最新の暗号の冬に新参者を「歓迎」し、業界が着実に上昇する前に底を見つけるために数週間から数ヶ月かかる可能性があると述べています。
イザナミの二つの提案が、Catalyst Fund8でカテゴリートップで採択
Project Catalyst Fund8 の正式結果を発表
今回のProject Catalyst Fund8では、367件の通常提案に資金提供+Fund9の12件のコミュニティチャレンジが選ばれました。
カルダノホエールの取引高が4カ月ぶりの高水準に、ディップが大口投資家に買われる
2,000以上の暗号通貨に関するオンチェーン&ソーシャルメトリクス(分析)を提供する「Santiment」によれば、カルダノのクジラは、昨日価格が0.40ドルに底打ちした際、UTCの午前8時から午後12時の間に、取引の急増を示しました。これらのスパイクは、非常に一般的に$ADAの価格方向の変化を示していると分析.
これを受けVasilハードフォークが6月に予定されていることから、クジラはカルダノ価格の上昇を予想しているのかもしれないとCmnnews.liveが伝えています。
カルダノ創設者:Vasilハードフォークは順調、テストネットは5月末に開始予定
カルダノの開発会社IOは動画『Mid Month Development Update』で、6月29日に予定されているVasil Hard Forkで大幅な機能強化がもたらされるカルダノとそのスマートコントラクトプラットフォームであるPlutusは、5月末までにテストネットが立ち上がる可能性を発表、これをUTODAYが詳しく伝えています。
カルダノ、エチオピアでブロックチェーン教育システムの立ち上げに近づく
カルダノの開発チームであるIOGのアフリカ事業担当ディレクターであるジョン・オコナー氏は動画『Africa Update with John O’Connor – Here and making it happen』の中で、エチオピアでブロックチェーン教育システムの実装に向けて、年末までに、100万から200万人の生徒がこのソフトを利用し、来年までには、500万人の学生まで拡大する予定であると伝えています。