世界の一人一人にパワーをもたらすカルダノ
ロシアのウクライナ侵攻と暗号市場
ロシアのウクライナ侵攻を受け、暗号市場は、急落を跳ね返すことに成功しているようです。ほぼすべての主要な暗号化物の価格は上昇し、1日で約11%増加しました。
暗号の時価総額も合計で1.9兆ドルに達するまで上昇。全体の取引量は33.62%の大幅増となり期間内に1089億9000万ドル近くに達しました。
最近のここ数回の暗号通貨価格の大暴騰を受け、ADAはこの24時間で10%以上上昇し、その価値は3月1 日の21:00時点で、1ドルを超えて急騰しました。
その最中Santimentフィードからの新鮮なデータは、10万から100万ADAを保有するアドレスが、過去24時間で、合わせて1600万ADAを購入しており、ADAのクジラ蓄積は増加傾向にあるとベテラン投資家のAli Martinez氏がツィートしています。
また、報道されているように、米国とEUは共同でロシアの銀行がSWIFTを使用することを禁止しており、この制裁を回避するために、ロシアは経済を維持するための手段としてビットコイン(BTC)やその他の暗号通貨に目を向ける可能性があるとの意見が多く聞かれていると述べています。
カルダノ(ADA)のTVLが過去最高を更新
これに伴い分散型金融(Defi)の取引量も大きく動きいており、取引量は暗号量全体の15%になっています。
そんな中またまた、カルダノのDeFiにロックされている価値の総額が過去最高を更新しました。
分散型オンチェーン金融データ分析プラットフォームであるDefi Llamaによると、カルダノDeFiにロックされた価値の総額が1億3400万ドルとなり、過去最高を更新、この価値は、1月と比較して577%も増加しています。
SundaeSwapはネットワーク上でロックされた全価値の89.86%に相当し、これは総額のうち1億2119万ドルに上ります。
今後カルダノDeFiエコシステムでは、さまざまな多くのDEXが開始予定のためTVLの成長は増加する可能性があります。さらに、このブロックチェーンはついにイーサリアムやソラナといった他のプロジェクトと競争することができるようになるでしょう。
カルダノでローンチ予定の最近の動きについては下記の記事で紹介していますが、これ以外にもたくさんのプロジェクトがローンチに向かって動いています。
カルダノDeFiエコシステムを構築するAdaSwapが有力VCとトップエンジェルインベスターから260万ドルの資金調達を実施
カルダノのスケーラビリティを高めるOrbis ZK rollups
カルダノとイーサリアムの相互運用を実現、ブリッジテストネットが始動
Blueshift、Milkomedaを介した新規AMM DEXのカルダノ展開を発表 by Milkomeda Foundation
OccamX DEX、2月のリリースに向けて準備中
資本の効率化でDeFi革命を起こす by Maladax
カルダノベースのDEX「WingRiders」が450万ドルのシード資金を確保
カルダノDEX「RAVENDEX」、RAVENFT専用コレクションを発売
ErgoDEXのカルダノへの移植
カルダノにDEXスマートコントラクトを初めて統合した「Minswap」が登場
etc
DripDropzが、SundaeSwapのISOリワード請求を開始
SundaeSwapのISOリワードであるSUNDAEトークンの請求が、DripDropzより開始されました。DripDropzによるISOリワードSUNDAEトークンの請求方法は、下記の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
これにより、SUNDAEとADAのペアでイールドファーミングへの投資に参加することが可能になりました。
SundaeSwapの使い方、イールドファーミングへの参加方法は、SPOである@hakunaCardanoS1さんと@nagamaru_pandaさんの下記の記事と動画が大変参考になりますのでご参考ください。
ブログ記事『SundaeSwapの使い方【トークンスワップ・流動性提供・イールドファーミング】』
KURIS | AtelierNFT @hakunaCardanoS1さん
YouTube動画『SundaeSwap完全攻略マニュアル【スワップ、流動性の提供、イールドファーミング】』が参考になります。
ながまる🐼カルダノエイダ[SASA]ステークプール@nagamaru_pandaさん
RealFiがいよいよ始まった
そして、またカルダノDeFiエコシステムに新しいマイルストーンとなる情報が飛び込んできています。
IOHKアフリカ事業担当ディレクターのジョン・オコナー(John O’Connor)氏は、週末にケニアの中小企業に融資された最初のケースについてツィートし、カルダノのRealFiがいよいよ始まったことを伝えています。
IOGブログ記事『ようこそ、RealFiの時代へ』によればRealFiとは、機械の民主化であり、カルダノがデジタルアイデンティティをカルダノと統合することで、世界中の人々に真の価値と機会を生み出すことを意味します。
また、暗号の流動性と現実世界の経済活動との間の摩擦を取り除き、暗号保有者には魅力的な利回りを、現実の人々にはより安価なクレジット/金融商品を提供する製品のエコシステムであると説明しています。
また、チャールズ・ホスキンソン氏は『RealFiのポイントは、本物の人々に本物の金融を提供することで、革新的で面白いことができるようになることです。』と述べています。
これについて、チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、アフリカ全域にピアツーピア(P2P)融資を導入する同社の計画を明らかにし、カルダノによるアフリカでのピアツーピア(P2P)レンディング、最初の融資が行われ、人気を集めているとUTODAYが伝えています。
カルダノとイーサリアム間のブリッジテストネットを開始
EVMの機能を非EVMブロックチェーンに提供するレイヤー2プロトコル(ロールアップ)であるMilkomedaは、相互運用性プロトコルであるNomadと提携し、カルダノとイーサリアム間のブリッジテストネットを開始、これによりブリッジを経由して2つのブロックチェーン間で暗号資産の送受信を可能にするとしています。
今後のMilkomedaの展開では、カルダノ、ソラナ(Solana)、その他のL1ブロックチェーン間の相互運用を可能にする予定し、サイドチェーンとマルチブロックチェーンの相互運用性の両方のビジョンの実現に取り組んでいくとしています。
U.TODAYの記事によると具体的には、コネクテッドチェーン上でトークンを保有するユーザーは、2つのブロックチェーンをつなぐサイドチェーン上でトークンをラッピングするだけで、これらの資産をカルダノに移動させたり、逆にカルダノに移動させたりすることができると伝えています。
また、これらのトークンはカルダノメインネット上のネイティブアセットとなり、ラッピングされた後はカルダノ上のネイティブアセットと同じ機能を発揮すると述べています。
別の展開として、カルダノ上で展開を予定しているOccamDEXチームは、その開発が終了し、Milkomedaテストネットでテストする準備ができたと発表しました。また、同チームはHX Technologiesとの監査が完了し、メインネットリリースが予定されていることも発表しています。
さらに相互運用生とスケーリングを高めるZKロールアップレイヤー2ソリューション
さらに相互運用生とスケーリングを高めるZKロールアップレイヤー2ソリューションがカルダノにやってくることになりました。
ブロックチェーンが真にグローバルな金融システムになるという目標を実現するために必要なレベルのスケーラビリティとトランザクションスループットを提供するOrbisが、優れたレイヤー2の相互作用として、カルダノの新しいZKロールアップレイヤー2ソリューションを発表しています。
イーサリアムが試みている、スケーリングソリューションは、Optimist RollupsやZK-Rollupsなどのレイヤ2ネットワークによって対処されており、これらは ブロックチェーンのスループットを1,000~2,000TPS以上に高めることで、手数料や混雑を減少させるものです。
特にZKロールアップは有望と考えられており、イーサリアム2のロードマップの一部でもあり、近いうちにイーサリアムをよりスケーラブルにすることを意図しています。
Orbisは、分散型金融(DeFi)アプリケーションと繁栄するブロックチェーンエコシステムをサポートするために構築されたカルダノ用の最初のZKロールアップレイヤー2ソリューションです。
これによりブロックチェーンが真にグローバルな金融システムになるという目標を実現するために必要なレベルのスケーラビリティとトランザクションスループットを提供するとしています。
また、カルダノ・ブロックチェーンは、Hydraのアップグレードによる拡張とスケーラビリティの実現を目指しているが、Orbisによると、Hydraはカルダノのスケーラビリティ問題のすべてを解決するものではないと説明しています。
Orbisによれば、ZKロールアップは、取引やスマートコントラクトの計算・検証機能を、専用のオフチェーンネットワークで実行できるようにするもので、カルダノのレイヤー1のセキュリティ保証に妥協することなく、dAppsがより大きなスループットを享受することを可能にするとしています。
また、Orbisはカルダノブロックチェーンと同様に分散型であるため、分散型システムの検閲耐性や耐障害性を維持することができます。
カルダノは、現在徹底したセキュリティ対策を講じながら、主に下記の4つの方法でネットワークの需要に応じた最適化と将来数十億人が利用するための拡張を行なっていますが、これに加え強力なソリューションがさらに加わることになります。
- ネットワークの最適化と拡張:『カルダノの最適化』
- Hydraの開発導入:ソリューション・サービスとしてのHydra Headと今後の展開と展望
- Mithrilの開発と導入:『Mithril、効率化のためのより強くて軽いブロックチェーン』
- マルチリソースブロックチェーンコンセンサスプロトコル:『ついに発表された未来の第4世代ブロックチェーン『Minotaur』とますます成長を遂げるカルダノエコシステム』
2022年を通して行われるカルダノの最適化とスケーラビリティのロードマップ
さらに、最適化とスケーラビリティの新しい動きとして、カルダノの開発会社であるIOGは最近のブログ『IOGブログ:ノードの強化からブロックの統率まで…カルダノの2月リリース』で、「パフォーマンスの最適化とスケーラビリティに焦点を当てた」ロードマップを明らかにしました。
このロードマップは3つのリリース計画になっており、うち2月のリリースがネットワーク上で開始されたと発表しています。
IOGは2022年を通して、そして6月と10月のハードフォークコンビネーター(HFC)イベントを中心に、スケーリング強化の数々を導入する予定で、パイプライン、新しいPlutus CIP、UTXOオンディスクストレージ、Hydraなど、IOGのスケーリングプランの主要な要素が含まれると述べています。
そしてこれらの要素とパラメータ調整と組み合わせることで、これらの機能はカルダノの処理能力を高め、分散型金融(DeFi)アプリ、スマートコントラクト、DEXの増加に対応できるようにシステムを最適化すると説明しています。
2022年のカルダノのパフォーマンスに関する最適化とスケーリングの実施は、かなりのハイペースでしかもこれまで一度もネットワークのダウンタイムなしで順調に進んでおり、ますますカルダノネットワークは最強になる道筋がはっきり見えてきたと言えるでしょう。
Project Catalyst Fund8を開始
3ヶ月ごとに、新しいイノベーションファンドキャンペーンが始まり、カルダノ・トレジャリー(Cardano Treasury:カルダノ財務省)からADAで支払われるリソースを受け取る機会を提供するProject CatalysのFound8が開始されました。
Project Catalysは、カルダノエコシステムにおいて、資金を提供する価値のある素晴らしいアイデアを実現するために、構築、創造、貢献するための貴重なリソースであり、コラボレーション、競争、人間の可能性を高めるための実験として始まったもので、1年余りで世界最大の分散型イノベーションファンドになっています。
最新の反復であるFund8は、ADAで1600万ドルの資金を管理すると発表しています。
また、発表ではCatalyst(カタリスト)の過去7回のファンドでは、どのサイクルでも新しい、驚くべきマイルストーンがもたらされたと述べています。
Fund7では、投票と集計の結果、269の新しい提案がADAを受け取ることになり、これらのプロジェクトは、カルダノ・コミュニティが提案した24の現実的な課題、そしてカルダノの最初のCatalyst NativeパイオニアであるCOTIが設定したさらなる課題に対応したものであることを考えると、驚異的な量といえると説明しています。
また、52,500以上のウォレットが投票に登録し、コミュニティアドバイザーが今回900以上の提案のレビューに参加し、投票者の意思決定に役立てたとしています。
また、これまで行われてきたProject Catalysは、重要な点としてFund2での最初のProject Catalystコミュニティ投票以来、現在100万票以上の投票が行われていることだとし、記事公開時点で、カルダノ・トレジャリーはエコシステムを維持・成長させるために約8億ADAを保有しています。
カルダノエコシステムとSITION
最後にステークプール[SIPO]+[SIPO2]+[SIPO3]を運営するSITIONからのお知らせです。
SITIONは、運営する[SIPO]+[SIPO2]+[SIPO3]で10000個目のブロック生成に成功し、『カルダノエコシステムとSITION music by SITION』のイメージ動画を作成し公開しました。
これまで委任していただきました皆様の温かい応援のおかげです。大変深く感謝申し上げます。
SITIONは、カルダノの活動を通じてコミュニティの皆様と共に、カルダノエコシステムをサポート・拡張し、カルダノ経済圏に貢献するための様々な活動に取り組んでいきます。
SITIONの現在の主な取り組みは以下の通りです。
- SITION STAKE POOL:カルダノ・ブロックチェーンを支えるステークプールオペレーターとして、[SIPO][SIPO2][SIPO3]を運営し、ネットワークに貢献します。
- SITIONリサーチ:暗号資産・ブロックチェーン、カルダノに関する研究と情報の提供
- SITIONコンサルテーション:企業によるカルダノ・ブロックチェーン導入のためのコンサルテーション
- Symons Lab顧問・アドバイザー:イザナミプロジェクトは、ポイントと暗号通貨を活用した社会のデジタルインフラとなる持続可能な循環型地域活性化システムの構築と運営
- SundaeSwap公認Scooper SPO:SundaeSwap DEXのScooperとして、サーバーを運営
etc
また、現在Symons Labで取り組んでいる『イザナミ・プロジェクト』は、Project Catalys Found8にエントリーしており、これについて近々お知らせする予定です。
今後とも皆様のご支援、温かい応援のほど何卒よろしくお願いいたします。
もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします!10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル
ニュース動向 in エポック323
カルダノ展望 – ついに底打ちか?
最近カルダノの主要指標を追加したSantimentが、底打ちのサインを示してるという分析を伝えています。
Cardano (ADA) の生みの親チャールズ・ホスキンソン氏が、Ethereum (ETH) が「印象的なこと」をしていると発言
Cardano (ADA) の生みの親チャールズ・ホスキンソン氏が、最近の動画『Surprise AMA 02/21/2022』でライバルのスマートコントラクトプラットフォームであるイーサリアム(ETH)に感心する点がたくさんあると述べていることをDailyhodlが記事で伝えています。
SundaeSwap DEX がアラビア語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語など10ヶ国語に対応
2022年のCOTI、Cardanoとの関係、NFT、BTC:CEO Shahaf Bar-Geffenに聞く
Cryptopotatoが独自インタビューで、COTIのCEOであるShahaf Bar-Geffen氏に、業界の未来、メタバース、NFT、ビットコイン、COTIとカルダノのパートナーシップなどについて話を聞いています。
SundaeSwapプロトコルのコミュニティガバナンスへの道のり by SundaeSwap Labs
SundaeSwap Labsが、堅牢なSundaeSwap DAOの形成に向けた計画や、近い将来どのように洗練されたガバナンスを導入する予定なのか、SundaeSwapのコミュニティガバナンスの準備は誰がするのか?について、説明しています。
Sundae Fun Day:Sundae ISOリワードをDripDropzで受け取る際に注意すべきこと
いよいよ、DripDropz.ioにて3月1日よりSundaeSwap ISOリワードの請求が可能になります。
今回のSundae ISOリワード・ドロップは、カルダノ・ブロックチェーン史上最大となるために、混乱もされるため、Drip Dropzがその注意点について記事を投稿していますので、じっくり下記の記事をお読みください。
カルダノとイーサリアムの相互運用を実現、ブリッジテストネットが始動
Milkomedaは、斬新な相互運用性プロトコルであるNomadと提携し、カルダノとイーサリアム間のブリッジを作成したことを発表し、これによりブリッジを経由して2つのブロックチェーン間で暗号資産の送受信を可能にします。
Orbis:カルダノのスケーリングソリューション
Orbisは、分散型金融(DeFi)アプリケーションと繁栄するブロックチェーンエコシステムをサポートするために構築されたCardano用の最初のZKロールアップレイヤー2ソリューションで、これによりブロックチェーンが真にグローバルな金融システムになるという目標を実現するために必要なレベルのスケーラビリティとトランザクションスループットを提供します。
カルダノ、新たな投資で相互運用性に注力
カルダノ・ブロックチェーンの商業部門であるEMURGOは、Ethereum Virtual Machine(EVM)互換のソリューション、Fourier Protocol on Cardanoの開発のため、相互運用性ソリューションプロバイダーのFourier Labsへの投資を公開しました。
カルダノはFourier Labsの相互運用性ソリューションを採用し、取引手数料の引き下げ、スケーラビリティとセキュリティの向上により、dAppとユーザーの普及を強化する予定です。
SITION:10000個目のブロック生成を記念して動画『カルダノエコシステムとSITION』を公開
SITION STAKE POOLは、運営する[SIPO]+[SIPO2]+[SIPO3]で10000個目のブロック生成に成功しました!
そこで『カルダノエコシステムとSITION music by SITION』のイメージ動画を作成し公開しましたのでお知らせいたします。
IOGブログ:ノードの強化からブロックの統率まで…カルダノの2月リリース
2022年、IOGは複数のコードリリースをグループ化し、エコシステムのデリバリー予測可能性を向上させる予定です。2022年最初のメジャーアップデートでは、次のようなものが提供されます。
mizcaさん最新動画:カルダノ(ADA)アフリカP2Pレンディングで初の融資!RealFi実現のための2022年後半の目標とは?!
カルダノによるアフリカでのピアツーピア(P2P)レンディング、最初の融資を受けられるようになりました。詳細
チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、アフリカ全域にピアツーピア(P2P)融資を導入する同社の計画を明らかにし、カルダノによるアフリカでのピアツーピア(P2P)レンディング、最初の融資が行われ、人気を集めているとUTODAYが伝えています。