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カルダノがもたらすDeFiの未来:ニュース動向 & ステーキング状況 in エポック285

カルダノがもたらすDeFiの未来

カルダノのスマートコントラクト導入は目前に

いよいよ、カルダノのスマートコントラクト導入は、目前にまできており、全てのアロンゾーハードフォークへの難しいプロセスは、順調に進んできているようです。2021年9月12日はカルダノ史上最高のマイルストーンとなる歴史的な日になることは、ほぼ間違いのないところまで来ています。

それに加え暗号市場全体にも大きなインパクトをもたらす可能性が高いと考えられます。特にとりわけDeFi市場、NFT市場において大きなインパクトをもたらし、カルダノはそれらを牽引するチェンジメーカーとなると、筆者も含め多くのカルダノ・コミュニティの方達が考えていると思います。

それではカルダノがDeFi市場参入に向けて、これまでどのような準備がなされてきたのか?そのインパクトはどのようなものなのか?スマートコントラクトを導入前に、今一度考察しておきたいと思います。NFT市場については以前記事で伝えていますので、今回はDeFiを中心にお伝えします。

参考記事
NFT市場の状況やビジネスについての考察
ついにカルダノを唯一無二の存在にするWolframとカルダノによる新しい取り組みがスタート

DeFiとは何か

DeFiはDecentralized Financeの略で分散型金融と言われています。さまざまな金融サービスを、仲介者なしで、分散型ソフトウェアを通じて提供する仕組みです。オープンファイナンス(OpenFinance)という表現もしばしば用いられており、同じ意味として使われています。

DeFiの金融サービスは、ユーザーの資産を第三者に預けることなく、自分で資産を管理したまま(一部暗号資産をロックされることはあっても)、サービスを受けることが可能であることを意味しています。これを”ノンカストディアル”サービスと呼びます。銀行などは利用者がお金を預けるので、”カストディアル”サービスと呼ばれます。

そしてDeFiの利用者はKYC(本人確認)を必要としないこと、誰もが参加でき、サービス運営側になれます。またオープンソースなので、これらのサービスや仕組みを組み合わせたり、資産を共有しより大きな担保により金融サービスを拡張、展開することも可能な、全く新しい仕組みの金融サービスとも言えるでしょう。

ただし、信用取引のために分散型IDサービスを用いることはありますが、これは与信を得るために最低限の情報提供しか必要なく、分散型IDソリューションはプライバシーが保護された仕組みです。

主なDeFiの金融サービス

基本的にDeFiには主に下記のようなサービスがあります。

  • DEX:暗号資産の取引
  • レンディングサービス:暗号資産の貸し借り
  • キャピタルマーケット:債券や証券のトークン化(暗号資産への転換)
  • ステーブルコイン:法定通貨や暗号資産を担保に発行される価値や価格の安定したコイン(ステーブルコイン)の発行と運営

これらはどれも、一切の仲介者がおらず、ソフトウェアだけで自律した金融サービスとして完結します。

DeFi市場の現状

DeFiは2017年頃からDEX(分散型取引所)が開発されたことで認知され、2020年の初旬頃からさまざまなサービスが出現し、2020年2月のイーサリアム上のDeFiのTVL(預かり金額)は10億ドルでしたが、同じ年の9月には100億ドルに達し、今年2021年5月時点でDeFiに預け入れられたTVLは1000億ドル(10.9兆円)となっています。

これらのサービスは、既に銀行や既存の金融サービス(中央集権型)よりも優れたコストパフォーマンスや業務の簡略、セキュリティ、拡張性で上まっており、逆に銀行や既存の金融サービス(中央集権型)が生き残るために、DeFiをいかに取り込み活用するかということが重要な課題となるなど、この勢いは止まることを知りません。

しかし一方で、規制の問題や分散化やガバナンス、手数料の高騰やセキュリティの問題を抱えているDeFiサービスも多くあることで、5月以降はNFT市場のおかげで好材料はあるものの、DeFiのTVLは一旦低迷し、現在復活途上にあるというのが現状です。

また、イーサリアムの預かり金額が減った中で、Binance Smart ChainやPolygon、Terra、solanaといった新しいパブリック・ブロックチェーンのTVLの成長が著しいことも注目されています。特にBinance Smart ChainのTVLは現在$22.1Billionです。Binance Smart ChainのDeFiは2021年の2月まではほぼ0だったにもかかわらず、ここまで伸びてきているのは驚異的です。

そして今回スマートコントラクトの導入により、このDeFiの分野にカルダノが登場することになります。

カルダノのDeFi市場にもたらすカルダノの9つの独自リソース

それでは、カルダノがDeFi市場に参入するにあたり、これまでどういった準備がなされ、どのような優位性があるのか見て行きましょう。

1.ネィティブなマルチアセット

まず、カルダノには、ユニークなネィティブなマルチアセットの仕組みがあります。

簡単に言えば、この仕組みにより、開発コスト、トランザクションにかかる取引手数料などのコストが劇的に改善されることにあります。

イーサリアム上で発行されたトークンは非ネィティブなので、イーサリアム上のトークンは、イーサリアム上のETHとは異なり、直接サポートされていません。そこでイーサリアムはスマートコントラクトを使って、マルチアセットの転送をシミュレーションすることでサポートしています。

一方カルダノのネィティブトークンは、カルダノADAと同様に直接カルダノ台帳に基づいているので、スマートコントラクトの必要がありません。ここがトークン化するアプローチがイーサリアムとカルダノでは大きく違うところです。

IOHKブログ:ネイティブトークンがカルダノに新たな有用性をもたらす」によると、これによりカルダノのネィティブなマルチアセットは、イーサリアムと比較すると次の4つのメリットをもたらします。

  • トークンバンドル(異なるトークンをまとめたトークン)の構造を利用し、スマートコントラクトを介さず軽量に扱うことができる
  • 無駄なプロセスがない(スマートコントラクトがいらない)実行料金(ガス)が安い
  • カルダノADAと同様の拡張UTXOモデルを利用することができ、無駄なカスタムコードは必要なくシンプルでセキュリティが高い
  • プロセスが統一されているので扱いやすい

参考記事
Maryハードフォークでやって来る”ネイティブマルチアセット”のインパクト
IOHKブログ:ネイティブトークンがカルダノに新たな有用性をもたらす

2.ERCコンバーター

次に、現在テストネットへの導入が間近となっているERCコンバーターにより、先行しているイーサリアム上のERCトークンを簡単に移行させることが可能なことです。イーサリアム上の多くの暗号資産がカルダノにもたらされることで、すぐにこれらの暗号資産を担保としたDeFiサービスが誕生することになります。

参考記事
カルダノのERC20コンバーターについて
IOGブログ:ERC20のカルダノへの導入

3.バベル手数料とステーブルフィー

先程のカルダノの手数料を予測するということの意味はDeFiにとって重要な側面になります。またコストが安定して高騰しないということも、市場の流動性を高めることになるので、将来的に水は低い方に流れるという意味で大きなアドバンテージをもたらすことになるでしょう。

手数料が高い方が、高い利回りをもたらすという可能性もありますが、いずれにしても安くできるなら高くもできるという点で、サービスによってフレキシブルな対応が可能なので、いずれにしてもこの優位性は大きいと言えます。

参考記事
IOGブログ:『バベル手数料』 ネイティブトークンで取引コストをデノミネーションする
IOGブログ:ステーブルフィーと分散型準備制度

4.ステーブルコイン”Djed”

既に、カルダノには強力なステーブルコイン”Djed”が準備されており、これは大きなインパクトを与えることになりそうです。

”Djed”は、既存の他の主流のステーブルコインとは異なり、自律型銀行として機能する、暗号資産に裏付けられたアルゴリズムステーブルコインコントラクトです。Djedはアルゴリズム・デザインに基づいており、スマートコントラクトを使用して価格の安定性を確保します。

これにより、ステーブルコイン市場の勢力図を塗り替えることになり、カルダノ上のDeFi市場を安定させ、流動性をもたらしし、さまざまなサービスへの拡張性をもたらすことになります。

参考記事
カルダノの”Djed”がもたらす新世界、ステーブルコインとデジタル法定通貨の動き
カルダノがDeFiへの攻撃に備え、新たなステーブルコインを発表

5.与信システムをカバーする分散型IDソリューションのアタラプリズム

DeFiサービスには、一般的に必ず担保が必要です。例えば、お金を借りるには担保が必要で、お金がないからお金が借りたいということが解決できません。現在、ブロックチェーンによるレンディングマーケットには、与信システムが組み込まれていないからです。

この与信システムに必要なのが分散型IDシステムで、カルダノはアタラプリズム(AtaraPRISM)という分散型ソリューションが既にあります。これはアフリカのエチオピアで既に導入が進められており、ゆくゆくは国民IDとして機能し、ユーザーの信用を保証し、その枠でお金の貸し借りが可能になります。

参考記事
アタラ・プリズム(AtalaPRISM)とは
アフリカ・スペシャルとアタラ・プリズム(AtalaPRISM)
カルダノ・アフリカ・スペシャルまとめ

6.カルダノの拡張UTXO会計モデルによるPlutusの高品質で堅牢なスマートコントラクト

カルダノの拡張UTXO会計モデルもDeFiサービス構築には、大きな利点となります。

ビットコインのような基本的なUTXOモデルは、プログラム可能な表現力が限られています。そしてイーサリアムのAccount/Balance会計モデルは、アカウントベースであり、プログラム可能になりましたが、コントラクトコードがはるかに複雑になり、それをは回避するためにコントラクトの作成者がセマンティクスのニュアンスを完全に把握することを余儀なくされるという望ましくない効果がありました。

Plutusのコントラクトは、ブロックチェーン上で実行される部分(オンチェーンコード)と、ユーザーのマシン上で実行される部分(オフチェーンまたはクライアントコード)で構成されています。オンチェーンコードもオフチェーンコードもハスケル(Haskell)で書かれており、Plutusのスマートコントラクトは実質的にハスケルのプログラムです。

このカルダノのPlutusのコントラクトの構成と、カルダノのコアプログラミング言語とも言えるハスケルを使うことにより、Plutusのスマートコントラクトは、イーサリアムのスマートコントラクトよりも、高品質ではるかに安定しています。

また、DeFiにおいて暗号資産の流出事件は増加傾向にあります。今後堅牢で高品質なブロックチェーンが求められることは間違い無いでしょう。

参考記事
IOGブログ:Cardanoの拡張UTXO会計モデル – マルチアセットとスマートコントラクトをサポートするために構築されました。
カルダノの拡張UTXO会計モデル – マルチアセットとスマートコントラクトをサポートするために構築(パート2)
スマートコントラクトがやってくる
カルダノは世界をリードするスマートコントラクトプラットフォームへ

7.スマートコントラクト開発環境

カルダノに導入されるスマートコントラクトは、堅牢で高品質なプログラミング言語Haskellをベースにしたカルダノ開発環境のコアになるPlutus Coreがあります。またこれに加え、ワンフォーオールのdApps中心の言語「Glow」、DeFiに特化したドメイン固有の言語「Marlowe」を準備しています。

また、これに加え、比類のないレベルのセキュリティ、スケーラビリティ、プログラマビリティをカルダノにもたらすKEVMとIELEの準備が進めらえており、KEVM/IELEの実装は、既存のプログラム言語をカルダノ上で使えるようにし、カルダノの到達範囲と相互運用性、カルダノエコシステムそのもを拡大します。

IOGブログ:プルトゥス:知っておくべきこと
戦略的パートナーがPlutusスマートコントラクトへの道を開く
IOGブログ:Marloweによるピアツーピア・ファイナンスの再構築
IOGブログ:カルダノに輝きをもたらす
IOGブログ:Runtime VerificationとIELE – 相互運用性から普遍性へ

8.ガバナンスと分散性

カルダノは高度なガバナンスによる分散性を備えており、ブロックの生成(既に100%)、P2Pネットワークの分散(準備中)、カルダノのプロジェクト・カタリストによるガバナンスの構築(進行中。既に世界で最も分散化されたDAOになっている。)により、カルダノ上でDeFiを展開する上で、この仕組みを使うことで、より高度な分散性をもたらすことが可能というものです。またこれにより、規制に寄り添ったサービス展開が低コストで可能になるということも挙げられるでしよう。

また先程の流失事件の増加ににも関係しますが、それに伴い規制当局のDeFiの関心が高まることが予想されます。いかに規制に関してクリアであるかは、資金を招き入れる上で最も重要なファクターとなります。それには高いセキュリティに加え、高度なガバナンスの必要になってくることは間違いありません。

9.カルダノのエコシステムに登場してくる先行プロジェクト

最後に、現在カルダノ・エコシステムには多くのDeFi関連のプロジェクトが既に準備を進めています。下記のリストはその一部で、カルダノエッセンシャルリストに乗っているものです。

DEXs & IDO

DeFi and Capital Markets

これらのサービスは今後カルダノ・エコシステム上で爆発的に増えると予想されます。

Coin98 Analytics @Coin98Analytics より
新たなるDeFiの未来

みなさんいかがだったでしょうか?以上がカルダノが新たなるDeFiの未来をもたらすと考える理由でした。

これにより、現在しばし一休み中のDeFi市場に、新たな強い活気をもたらす可能性が十二分にあります。もう既に多くのプロジェクトがカルダノ・エコシステム上で準備を進めており、その展開はこれまでに加速度的に成長しているDeFiを更にブーストさせ、大きな成長をもたらす起爆剤になると考えられます。

もう準備は万端です!いよいよカルダノ上で”新たなるDeFiの未来”がやって来ます!とても楽しみですね!

もしこの記事が気に入っていただけましたら、SIPO、SIPO2、SIPO3への委任をどうぞよろしくお願いいたします10ADA以上の少量からでもステーキングが可能です。
ステーキングについて知りたい方は、下記の記事をご参考ください。

ステーキング(委任)とは?
カルダノ分散型台帳システムによるステーキングの魅力とその方法:2021版
Q&A:カルダノ、ステーキングに関する基本的な説明集
ダイダロスマニュアル
ヨロイウォレット Chromeブラウザ機能拡張版マニュアル

ニュース動向 in エポック285

カルダノがDeFiへの攻撃に備え、新たなステーブルコインを発表

は、原資産との一定のペッグを達成し、下限を維持し、市場の急激な上昇や下降に対する耐性を持ち、債務超過や銀行の倒産もありません。これをnewsbtcが伝えています。

カルダノが史上最高値を更新、今や第3位の暗号に!

カルダノADAが、今年5月16日ぶりの最高値を更新し、コインマーケットキャップで時価総額ランキング3位に上昇しました。これをzycryptoが報じています。

Flurry Finance IDOがCardStarterで開始されます

DeFi商品の使い勝手を高めるために設計されたクロスチェーンのイールドファーミングアグリゲーターであるFlurry Financeは、カルダノ・ベースのローンチパッドであるCardStarterでそのIDOを開始しすることをcoinfundaが伝えています。

Cardano Innovators KICK.IOのパブリックセールがExMarketsで9月16日にリフトオフを予定

DeFiイノベーションを活用するために作られたカルダノベースの資金調達プラットフォームであるKICK.IOは、ExMarketsでパブリックセールを開催することを発表したとZyCryptoが伝えています。

Project Catalyst Fund6
カルダノ(ADA)が史上最高値を更新、ビットコインは49Kドルを回復:Weekend Watch

カルダノの印象的な走りはADAが2.6ドル以上でさらに別の史上最高値をチャートしたように続いている。ビットコインは49,000ドルを超えた。

カルダノ(ADA)に支えられた「Djed」ステーブルコインは透明性と価格安定性を約束する

カルダノの開発者であるInput-Output Global(IOG)は、Djedステーブルコインの予告を、ブログ記事「Djed:実証済みの価格安定性のためのアルゴリズムステーブルコイン実装」で発表しました。これをcryptoslateが、スマートコントラクトを用いて安定化プロセスを自動化することで、Djedは他の企業にはない新鮮な選択肢を提供していると伝えています。

カルダノ、エチオピア政府と国民IDブロックチェーンシステムで提携

カルダノADAを開発したInput Output(IOHK)は、エチオピアで国民IDブロックチェーンシステムの構築を計画してるとPYMNTSが伝えています。

カルダノは重力に逆らい、史上最高値を更新中

nairametrics.comは、カルダノがイーサリアムに比べてスケーリングの優位性を持つこと、合意メカニズムを改善するために長いプロセスを経てイーサリアムとは対照的に、カルダノはすでにプルーフ・オブ・ステーク(proof-of-stake)という切り札を持っていると伝えています。

なぜ皆がカルダノを話題にしているのか?

CoinMarketCapによると、現在の価格2.82ドルで、カルダノの時価総額は906億ドル(10兆円)に達しており、その価格は、過去24時間で約11.3%上昇しています。また、その年初来の上昇率は、現在1,444パーセントで、ビットコインやイーサリアムをはるかに上回っているとmoneycontrol.が伝えています。

カルダノ・アロンゾ・ハードフォーク:知っておくべきこと

カルダノにスマートコントラクトをもたらすアロンゾ・ハードフォークについて、知っておくべきことがとてもよくまとめてあります。Yahoo!Financeがこれを掲載しています。

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